ヒロシ:エミリー、エミリーって日本語上手だね。僕も友だちもエミリーが日本語話すのが当たり前のよように話しているよね。でも、それだけ話せるのは随分と努力したと思うよ。
僕なんか、エミリーが日本語を話すほど、英語はなせないからね。もっと、英語で話す練習しなければ。
エミリー:そうね、もともとアメリカにいる頃から日本語勉強していたし、こうやってヒロシと知り合えて日本語の良い先生に出会えたのが幸運だったわ。
ヒロシ:そう言ってもらってうれしいよ。僕ももっと英語をエミリーに教えてもらわなければ。いい先生が身近にいるのに。
エミリー:そうね、お互い様ね。 ところで、いま「当たり前」のようにって言ってたわね。「当たり前」って、状況からすると、普通にってこと?
ヒロシ:早速来たね、そう「当たり前」はエミリーが言っていたように、普通、つまり特別ではなく、日常的であるという意味だね。 他に日本語に置き換えれば、当然、常識的とか、ありふれたとかいう意味かな。
何々をするのは当然だとかね。
エミリー:やっぱり。大体、文脈から、知らない言葉があっても推測できるようになってきたわ。
ヒロシ:へぇ~、すごいな。僕も英語でそこまで話すことができたらいいな。で、「当たり前」のようにきくけど、その当たり前を英語で表現するとどうなる?
エミリー:エミリー:もちろん!「当たり前」を英語にすると、状況に応じてさまざまな表現があるのよ。例えば、こんな風に使えるわ。
- "It's only natural."
- 日本語では「それは当たり前のことだ」という意味。
- 例: 「親が子どもを守るのは当たり前だよね。」
"It's only natural for parents to protect their children."
- "It goes without saying."
- これは「言うまでもなく当たり前」という意味ね。何かが明らかで説明の必要がないときに使うの。
- 例: 「彼が成功したのは彼の努力の結果だから、それは当たり前だよ。」
"It goes without saying that he succeeded because of his hard work."
- "Of course."
- 「当然」や「もちろん」という意味で使うわ。普段からよく使われる表現よね。
- 例: 「彼がその仕事を引き受けたのは当たり前だよ、彼は経験豊富だから。」
"Of course he took the job, he's very experienced."
- "Naturally."
- これも「当然」の意味で、特に何かが自然な流れとして起こる場合に使うわ。
- 例: 「天気が良かったから、当然ピクニックに行ったよ。」
"Naturally, we went on a picnic since the weather was so nice."
- "It's a given."
- これも「当たり前のこと」という意味で、特に議論の余地がない場合に使うわね。
- 例: 「彼がチームに選ばれるのは当たり前だ、彼が一番優秀だから。」
"It's a given that he would be chosen for the team, he's the best."
ヒロシ:わぁ、こんなにいろいろな表現があるんだね。「当たり前」って、単純な言葉かと思ってたけど、文脈によって英語の表現が違うんだね。
エミリー:そうね、英語は状況やニュアンスに応じて使い分ける言葉が多いから、最初はちょっと混乱するかもしれないけど、慣れてくれば自然に出てくるようになるわよ。