
ヒロシは大学のサークル活動で必要な備品を購入しようとしていた。メンバーから少しずつお金を集めようと考えていたが、山田が「俺が出すよ」とあっさり言った。山田は社長の息子で、新車を乗り回していたり、ヒロシは彼の「気前のよさ」に感心していた。そこで、エミリーにその話をすると、「気前がいい」という言葉に興味を持ったエミリーが詳しく説明を求める。ヒロシは「気前」という言葉の語源も交えながら説明し、エミリーは英語の表現を考えながら理解を深めていく。
ヒロシ: 山田ってさ、本当に「気前のいい」奴だよな。サークルの備品買おうとしてたんだけど、みんなから集める前に「俺が出すよ」ってサラッと言ったんだよ。
エミリー: へぇ、すごいね。でも、「気前がいい」ってどういう意味?
ヒロシ: んー、簡単に言うと、お金や物を惜しみなく使う人のことだよ。ケチじゃなくて、お金に対して余裕があるって感じかな。
エミリー: なるほど。でも、「気前」って何?「いい」とセットで使うのかな?気前が悪いともいうの?
ヒロシ: いい質問だね!「気前」はもともと「気(心)」と「前(態度や振る舞い)」を合わせた言葉で、昔は「心構え」とか「性格」って意味だったんだ。でも、江戸時代くらいから「お金を使うときの気持ちの持ちよう」って意味で使われるようになったらしいよ。それで「気前がいい」って言ったら、気持ちよくお金を使う人を指すようになったんだ。普通は「気前が悪い」とは言わないね。
エミリー: へぇ、言葉の意味って変わるんだね。でも、英語ではどう言えばいいかな?
ヒロシ: 「気前がいい」って英語で何て言うの?
エミリー: うーん、一番近いのは “generous” かな。でも、文脈によって言い方が変わるよ。たとえば、山田くんみたいにお金を惜しまずに出す人は “generous” とか “big-hearted” って言うし、友達の分までご飯を奢るような人なら “treats others” とか “is willing to pay for others” って言い方もできるよ。
ヒロシ: なるほどね。確かに、お金だけじゃなくて人付き合いの気前のよさもあるもんな。
エミリー: そうそう。でも、山田くんみたいな人がサークルにいて、みんな助かるね。
ヒロシ: まあね。でも、頼ってばかりじゃなくて、自分たちでなんとかしなきゃなって思うよ。
解説
今回の会話では「気前がいい」という表現について学びました。「気前」はもともと「心の持ちよう」や「態度」を指す言葉でしたが、江戸時代以降、お金や物を惜しまず使う性格を表す言葉として定着しました。「気前がいい」と言うと、「惜しみなくお金を使う」「寛大である」という意味になります。
「気前がいい」の例文
- 彼は気前がよく、飲み会ではいつもみんなにおごってくれる。
(He is generous and always treats everyone at drinking parties.) - あの店長は気前がいいから、時々サービスでデザートをつけてくれる。
(That store manager is generous, so he sometimes gives free desserts as a service.) - 彼女は気前がよく、友達のプレゼントにはいつもお金を惜しまない。
(She is generous and never spares money when buying gifts for her friends.)
英語では “generous” や “big-hearted” などが近い表現ですが、具体的な文脈によって違う表現が使われます。たとえば、他人のためにお金を気前よく使う場合は “is willing to pay for others” や “treats others” というフレーズも使えます。このように、日本語と英語では細かいニュアンスの違いがあることを理解しておくと、より自然な英語表現ができるようになります。
「気前がいい」を英語で説明する
Kimae (気前) – This word originally referred to a person’s attitude or mental preparedness. However, from the Edo period onward, it came to mean the willingness to spend money generously. The phrase “kimae ga ii” (気前がいい) describes someone who is open-handed and not stingy with money or resources.
日本語訳:「気前」はもともと人の態度や心構えを指す言葉でしたが、江戸時代以降、お金を気持ちよく使うことを意味するようになりました。「気前がいい」とは、惜しみなくお金や物を使う人を表す表現です。