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虫の幼虫は英語で何?セミは特別な呼び方をする理由

先日、「セミは英語でなんて言う」でわかったcicada。

ジョギング中、公園のアスファルトの上を、茶色い虫がゆっくり歩いていました。
近づくと、それはセミの抜け殻……のように見えます。
でも、よく見ると動いています。

実はこれ、生きているセミの幼虫(成虫になる直前の姿)です。
木の幹に登って最後の脱皮をし、成虫になるところでした。
このまま道路を歩けば危ないので、近くの木にそっと移しました。
翌朝には、無事に羽化していることを願います。


幼虫は英語で「larva」、でもセミは「nymph」

昆虫の幼虫は、英語で一般的に larva(ラーヴァ)といいます。
しかし、セミの場合は少し違います。セミは不完全変態(incomplete metamorphosis)をする昆虫なので、幼虫を nymph(ニンフ)と呼びます。


不完全変態とは?

不完全変態とは、幼虫から成虫になる過程で蛹(pupa)の段階を経ない成長方法のことです。
幼虫の姿が成虫に近く、脱皮を繰り返して成虫になります。

不完全変態をする昆虫の例

  • セミ(cicada)
  • バッタ(grasshopper)
  • トンボ(dragonfly)
  • ゴキブリ(cockroach)

セミの成長過程(不完全変態)

  1. 卵(Egg)
     樹木や枝に産みつけられる。
  2. 幼虫(Nymph)
     地中で数年間、木の根から樹液を吸って成長する。
  3. 終齢幼虫(Last instar nymph)
     成長を終えて地上に出て、木や草を登る。
  4. 成虫(Adult)
     最後の脱皮で翅を持つ成虫になる。残された殻が「セミの抜け殻」。

英語例文:
The cicada nymph spends several years underground before emerging as an adult.
(セミの幼虫=ニンフは、成虫になる前に数年間地中で過ごします。)


完全変態との違い

完全変態(complete metamorphosis)では、幼虫が蛹になってから成虫になります。
蝶(butterfly)の例は次の通りです。

  1. 卵(Egg)
  2. 幼虫(Larva / Caterpillar)
     例文:The larva of the butterfly, also known as a caterpillar, eats a lot of leaves to grow.
     (蝶の幼虫=キャタピラーは成長のために多くの葉を食べます。)
  3. 蛹(Pupa / Chrysalis)
     例文:The caterpillar forms a chrysalis during the pupal stage.
     (キャタピラーは蛹の段階でクリサリスを形成します。)
  4. 成虫(Adult / Imago)
     例文:The adult butterfly emerges from the chrysalis.
     (成虫の蝶がクリサリスから羽化します。)

完全変態をする昆虫の例

  • 蝶(butterfly)
  • 蛾(moth)
  • カブトムシ(beetle)
  • ハエ(fly)
  • 蚊(mosquito)

孵化は英語で「hatching」

卵から幼虫になることを「孵化」といいますが、英語では hatching と表現します。
例文:The hatching of cicada eggs usually takes place in late summer.
(セミの卵の孵化は通常、夏の終わりに起こります。)


まとめ

関連語:incomplete metamorphosis、complete metamorphosis、hatching

セミの幼虫は英語で nymph(不完全変態をするため)

幼虫全般は larva、蛹は pupa または chrysalis

不完全変態は蛹の段階を経ずに成虫になる

完全変態は蛹を経て成虫になる


参考

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