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「以心伝心」無言の理解:英語にするとなんていう

エミリー: ヒロシ、「以心伝心」って言葉、聞いたことあるんだけど、どういう意味かちゃんと分かってないの。直訳すると「心で伝える」みたいな感じだよね?それってテレパシーみたいなもの?

ヒロシ: お、「以心伝心」かぁ。エミリーは色々な言葉、見つけてくるね。そう、確かに「心で伝える」っていう解釈は合ってるんだけど、テレパシーみたいに超能力的なものじゃないんだよ。もっと現実的な意味で使う言葉だね。

エミリー: ふむふむ。それなら、どういうときに使うの?

ヒロシ: 例えばね、長い付き合いの友達や家族、あるいは一緒に働いている人と気持ちが自然に通じ合うときに使うんだ。言葉にしなくても、お互いの考えていることや気持ちが分かる、みたいな感じ。たとえば、誰かと一緒にいるときに「同じことを考えてた!」ってなることってない?

エミリー: ああ、あるある!友達と同時に「お腹すいた」と言っちゃったり、相手が次に何を言うか予想できたりするやつ?

ヒロシ: そうそう!そういう場面で「以心伝心だね」って言うことができるよ。この言葉は特に日本の文化に深く関わっていると思う。日本では、はっきり言葉にするよりも、相手の気持ちを察することが大事だってよく言うだろ?その考え方が背景にあるんだ。

エミリー: なるほど。じゃあ、以心伝心って、お互いの理解や信頼が深いときに自然に生まれるものなのね。

ヒロシ: その通り!ただし、完全に「以心伝心」が成立するのは、やっぱり長い時間をかけて築いた関係の場合が多いと思う。初対面の人にはあんまり使わないかな。

エミリー: うん、わかった。英語で言うとしたら、どうやって説明すればいいかな?「以心伝心」ってそのまま翻訳できる言葉はないなぁ。

ヒロシ: 確かに英語で直訳するのは難しそう。どういう表現が近いと思う?

エミリー: Hmm... 多分、一番近い表現は "to be on the same wavelength" かな。これは「同じ波長にいる」って意味で、お互いの考えが合ってるとか、感じ方が似ているってことを表すの。でも、「以心伝心」とはちょっとニュアンスが違う気がする。以心伝心はもっと深い、長年の信頼とか関係に基づいているよね?

ヒロシ: うん、確かに。じゃあ他にどんな言い方がある?

エミリー: あとは、"reading each other's minds" って言い方もあるけど、これも少しカジュアルすぎるかも。でも、具体的な場面を説明するときには使いやすい表現だと思うよ。

ヒロシ: なるほどね。「以心伝心」を完全に英語で表すのは難しいけど、そういう近い表現を使ってニュアンスを伝えられそうだね。教えてくれてありがとう!

エミリー: どういたしまして!それにしても、日本語ってやっぱり面白いね。「言葉にしなくても分かり合う」って考え方が文化に根付いてるのがよく分かったよ。

ヒロシ: エミリーの英語の説明も分かりやすかったよ!これでお互い以心伝心できたんじゃない?

エミリー: ハハ、本当にそうかもね!

解説

  1. 以心伝心
    日本語では、言葉にしなくてもお互いの気持ちや考えが自然に伝わることを指します。特に長年の信頼関係がある場合によく使われます。
  2. to be on the same wavelength
    「同じ波長にいる」という意味で、考え方や感じ方が似ていることを表します。例: "We don't even need to explain it to each other; we're just on the same wavelength."(お互いに説明する必要もない。ただ考え方がピッタリなんだ。)
  3. reading each other's minds
    「お互いの心を読む」という意味で、以心伝心に近い状況で使えますが、ニュアンスとしてはやや軽い感じです。例: "We said the same thing at the same time—it's like we're reading each other's minds!"(同時に同じことを言ったよ。まるでお互いの心を読んでいるみたい!)
  4. 言葉にしなくても分かる
    この日本語の感覚は英語でそのまま伝えるのが難しいですが、ニュアンスを説明することで理解を深めることができます。

「以心伝心」を英語で説明する。

Ishin-denshin (以心伝心) is a Japanese concept that refers to a deep, unspoken mutual understanding between people. It is often used to describe moments when two individuals naturally understand each other's thoughts or feelings without verbal communication. This idea is closely tied to Japanese culture, where reading the atmosphere and sensing others' emotions are highly valued. Ishin-denshin typically develops in long-term relationships, such as those between close friends, family members, or trusted colleagues.

日本語訳

以心伝心(いしんでんしん)とは、日本語の概念で、言葉にしなくてもお互いの考えや気持ちが自然に伝わることを指します。特に、二人の間で言葉を交わさなくても意図や感情が通じ合う瞬間を表現する際に使われます。この考え方は、日本文化と深く結びついており、「空気を読む」や他人の感情を察することが重要視される背景があります。以心伝心は、特に親しい友人や家族、信頼関係のある同僚など、長い付き合いの中で生まれやすいものです。

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