エミリー: 昨日ね、ホストママがケーキを焼いてくれたの。それで「エミリーの分だよ」って私にくれたんだけど、テーブルに置いてたら妹ちゃんが来て「私の分はないの?」って言ったの。悔しいような、起こっているような顔でね。
ヒロシ: おお、それでどうしたの?
エミリー: 私、ケーキは別にそんなに食べたかったわけじゃなかったから、「これ、どうぞ」ってあげたの。そしたら急に笑顔になって、「ありがとう!」ってすごく喜んでたのよ。 後で、ホストママが謝ってたけどね。「エミリー、ごめんね。また作るから」って。
ヒロシ: ああ、妹ちゃんは、自分の分がなくて「すねてた」んだね。
エミリー: 「すねてた」?それ、どういう意味?
ヒロシ: うーん、自分が期待してたことが叶わなかった時に、不満そうな態度を取ることかな。たとえば、妹ちゃんが「なんで私の分がないの?」ってむくれてた感じがそれだよ。
エミリー: ああ、なるほどね。でもただ怒ってるわけじゃないよね?
ヒロシ: そうそう。「すねる」はちょっと子供っぽい感じもあって、相手に「気づいてほしい」って思ってる感じも含まれるんだよ。
エミリー: 面白いね!「すねる」を英語では "to sulk" って言うんだよね。
ヒロシ: ああ、そうなんだ。でも、「to sulk」で妹ちゃんみたいな可愛らしい拗ね方も表現できるの?
エミリー: うーん、"to sulk" はどちらかというともう少し冷たいニュアンスがあるかな。不機嫌になって黙るとか、長い間不満そうな態度を取る時に使うんだよ。
ヒロシ: なるほど。じゃあ、妹ちゃんのあの感じは違うってこと?
エミリー: そうだね。妹ちゃんみたいに、口をちょっととがらせたりして拗ねるのには "to pout" って言う表現が合うと思う。特に子供っぽい拗ね方を表す時に使えるよ。
ヒロシ: "To pout" か。どうやって使うの?
エミリー: たとえば、「妹がケーキがなくてすねた」なら、"My host sister pouted because there was no cake for her." って言えるね。
ヒロシ: ああ、なるほど!「すねないで」って言いたい時は?
エミリー: "Don’t pout!" がぴったりだよ。可愛らしい感じで冗談っぽくも使えるんだ。
ヒロシ: 面白いな。じゃあ、「すねる」って状況によって "to sulk" か "to pout" を使い分けるんだね。
エミリー: そうそう!長く不機嫌が続く時や、子供っぽさがない場合は "to sulk"、妹ちゃんみたいに短くて可愛い感じの時は "to pout" を使えばいいよ。
ヒロシ: へえ、勉強になるな!でも、エミリーが日本語で「すねる」を使えるようになったら、ホストファミリーでまた面白い話が聞けそうだね。
エミリー: (笑いながら)本当だね!次に妹ちゃんが拗ねたら、「すねないで!」って日本語で言ってみようかな。
ヒロシ: いいね!それでまたホストファミリーの話を聞かせてよ。楽しみにしてるから!
解説
- "to sulk"
- 「すねる」の基本的な訳。不機嫌になって黙ることで、不満を表現する態度を指す。
例文: - He sulked when nobody invited him to the party. (誰も彼をパーティーに誘わなかったので、彼はすねた。)
- Don’t sulk! Let’s talk about it. (すねないで!話し合おうよ。)
- 「すねる」の基本的な訳。不機嫌になって黙ることで、不満を表現する態度を指す。
- "to pout"
- 特に子供っぽい、可愛らしい「すねる」に使う表現。口をとがらせたり、短時間の不満を表現する時に使う。
例文: - She pouted because she didn’t get her favorite toy. (彼女はお気に入りのおもちゃがもらえなくてすねた。)
- Stop pouting and tell me what’s wrong. (すねるのをやめて、何があったか教えてよ。)
- 特に子供っぽい、可愛らしい「すねる」に使う表現。口をとがらせたり、短時間の不満を表現する時に使う。
- ニュアンスの違い
- "to sulk" は冷たく長い不機嫌を表現。大人や深刻な場面にも使われる。
- "to pout" は短く軽い不満を表現。特に子供っぽい可愛さや冗談っぽい状況で使う。
英語の説明文:
"To pout" is another term related to "すねる," especially when describing a child who shows dissatisfaction by making a sulky face or pushing out their lips. While "to sulk" can seem more serious or prolonged, "to pout" is often lighter and more playful, commonly associated with short-term disappointment.
日本語訳:
「すねる」に関連する言葉として "to pout" があります。これは特に、子供が不満を示すために、むすっとした顔をしたり唇を突き出したりする様子を指します。"To sulk" がより深刻で長く続く不機嫌を示すのに対して、"to pout" は軽くて遊び心があり、一時的な不満に使われることが多いです。