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「てっきり」を英語で言うと?勘違いや推測に関する英語フレーズ
てっきり思った

ヒロシとエミリーは駅前のカフェで待ち合わせ。エミリーが予定より10分遅れても到着していません。

そこへ、エミリーが走ってやってきました。

ヒロシ: エミリー!てっきり待ち合わせを忘れてるのかと思ったよ。

エミリー: ごめんなさい!道を間違えちゃって。まだ日本に来てから長くないから、道を間違えることがよくあるの。

ヒロシ: そっか。まあ、約束を忘れてなかったならいいけどね。でも本当に、忘れてるんじゃないかって心配したんだよ。

エミリー: 違うわ、約束はちゃんと覚えてたし、随分と早めに出たのよ。でも道がややこしくて…。ところで、ヒロシ、「てっきり」って何?

エミリーはヒロシの発した言葉、てっきりに疑問を感じた様子です。

ヒロシ:てっきり」っていうのは、「確かにそうだと思い込んでいた」って意味だよ。例えば、僕はエミリーが待ち合わせを忘れていると信じ込んでたけど、実際には道に迷ってただけだった、ってことだね。

エミリー: なるほど、そういう意味なのね。

ヒロシ: じゃあ、「てっきり」って英語でなんて言うんだろう?

今度はヒロシが疑問持ちました。

エミリー: そうね、「I was sure that...」とか「I thought for sure that...」っていう表現が近いと思うわ。

ヒロシ: そっか、じゃあ、「I thought for sure that you forgot about our meeting.」って言えばいいのかな?

エミリー: うん、それで合ってるわ!いい感じよ、ヒロシ。

ヒロシ: ありがとう、エミリー。これで「てっきり」をどう言うかも分かったよ。

エミリー: そうね、私も日本語を学ぶのが楽しいわ。次は迷わずに来るようにするから、またよろしくね!

ヒロシ:あ、そうだ、似たような言い方に「めっきり」というのがあるんだけど、知りたい。

エミリー?:めっきり? 聞いたことがないわ。教えて。

めっきりというのは、てっきりと言葉は似ているけれど意味は全く違って、例えば

「めっきりと寒くなったね」。とか、「めっきり太ったね」、というように使う。

「めっきり」は、日本語で「以前に比べて非常に顕著に」という意味なんだ。

特に「急に」「はっきりと」というニュアンスを含んで、変化が大きく、明らかに違いが感じられる場合に使われるよ。

例えば、「めっきり寒くなった」という表現は、「以前と比べて急に寒さが増した」という意味だね。

注意して欲しいのが、「めっきり」は通常、否定的または消極的な状況に対して使われることが多いんだ。たとえば、「めっきり寒くなった」「めっきり見かけなくなった」など、悪い方向や消極的な変化を表現するのが一般的じゃないかな。

例えば、「めっきり美味しくなったね」という表現は少し不自然で、通常は使わない。代わりに、ポジティブな変化を表す場合には「とても」「ぐっと」「ずいぶん」などを使う方が適切です。

とても美味しくなったねとかね。

エミリー:へぇー、「てっきり」も「めっきり」も似ているけど、意味は全然違うのね。

ヒロシ:そうだね。そうだ、英語では、めっきりとを英語でなんていうのかな?

エミリー:そうね、『めっきり』って言葉は、英語で「noticeably」、「remarkably」などで表現できることが多いかな。何かが以前と比べてはっきりと変わったときに使われるの。この意味は日本語の『めっきり』と同じね。ただ、「remarkably」という言葉は、肯定的な変化にも使われることが多いから、必ずしも『めっきり』に当てはまるとは限らないの。例えば、『He has noticeably lost weight recently.』って言うと、『彼は最近、めっきり体重が減った』という意味になるの。でも、『remarkably improved』とか『remarkably successful」って表現すると、すごく良い変化を表しているから、『めっきり』とは少しニュアンスが違うわね。

ヒロシ:なるほど、英語にもネガティブな時に使う表現や、肯定的な表現に使われる言葉の違いがあるんだね。「てっきり」と「めっきり」今日は2つ覚えたね、エミリー

エミリー:ヒロシと居ると、日本語独自の言葉が知れて嬉しいわ。 ヒロシもてっきりとめっきりに該当する英語忘れないでね。

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