
大学の中庭で、ヒロシとエミリーが再びベンチで話をしている。今日はエミリーが友達から聞いた「いたちごっこ」という表現について話すことに。
エミリー: ヒロシ、この間の「馬が合う」、友達に話したら「そんな言葉知ってるの?」って驚かれたよ!すごくいい表現だね。
ヒロシ: おお、ちゃんと使えたんだね!それはいいね。うまく説明できた?
エミリー: うん、「ヒロシと私は馬が合うんだ」って言ったら、「そうだね」って笑ってた。でも、またわからない表現が出てきたんだ。今度は「いたちごっこ」。授業で先生が言ってたけど、何のことかわからなかったの。
ヒロシ: 「いたちごっこ」か。それは、問題が次々に出てきて終わらない状況を言うんだよ。
エミリー: へえ、問題が終わらない状況か…。でも、「いたち」って何?なんか動物っぽいけど、見たことない気がする。
ヒロシ: あ、そうか。エミリーはミネソタ出身だったよね。イタチって英語だと「weasel」かな?小さくて細長い体の動物だよ。見たことない?
エミリー: ああ、「weasel」ね!名前は知ってるけど、多分見たことないなあ。ミネソタにはいるのかな?でもどうして「いたちごっこ」っていう表現になるの?
ヒロシ: 実は、昔の子どもたちがイタチを追いかける遊びをしてたらしいんだ。でも、イタチってすごくすばしっこいから、捕まえたと思ってもすぐに逃げちゃうんだよ。だから、ずっと追いかけっこが終わらない。それが「いたちごっこ」の由来なんだ。
エミリー: なるほど!イタチが逃げるイメージから来てるんだね。なんだか面白い。でも、どんな場面で使うの?
ヒロシ: たとえば、エミリーがよく言ってるじゃん、大学の寮で部屋が汚れて掃除しても、すぐまた散らかっちゃうって。そういう状況は「いたちごっこ」だよ。
エミリー: ああ、確かに!掃除しても次の日にはまた服が床に散らばってる…。そういうときに「いたちごっこだ」って言えばいいんだね。
ヒロシ: そうそう!他にも、たとえば、会社のセキュリティ対策とかがそうだね。新しい防御システムを作っても、すぐにハッカーが別の方法で攻撃してくる。これも「いたちごっこ」になる。
エミリー: なんかちょっとネガティブな感じだね…。英語だと「cat and mouse game」に少し似てるかも。でも、「cat and mouse game」はもう少し「ゲーム」っぽい感じがあるかな。
ヒロシ: 「cat and mouse game」か…。どう違う?
エミリー: たとえば、警察が犯罪者を追いかけてるけど、捕まえられなくてずっと追い続ける、みたいな状況で使う。でも、それが少し楽しんでるようなニュアンスもあるかも。「いたちごっこ」はもっと疲れちゃう感じ?
ヒロシ: そうだね。「いたちごっこ」は、どっちかというと「またかよ…」って感じで、ちょっとウンザリするニュアンスがあるね。
エミリー: なるほど。それなら、「いたちごっこ」は英語にそのまま訳すのは難しいかも。でも、面白い表現だね。ほかにも動物を使った表現ってある?
ヒロシ: いっぱいあるよ。「猫の手も借りたい」とか。「すごく忙しい」っていうときに使うんだ。あと、「鶴の一声」は誰かの権威ある一言で全部が決まるっていう意味。
エミリー: 動物を使った表現、面白いね。じゃあ、もし友達同士でいたずらをやり合ってて、それが終わらない場合にも「いたちごっこ」って言える?
ヒロシ: うん、言えるよ。たとえば「もういたちごっこだし、やめよう」って言えば「無駄だからやめよう」みたいなニュアンスになるね。
エミリー: すごく便利な言葉だね!でも、「いたちごっこ」の状況はなるべく避けたいかな…。疲れちゃいそう。
ヒロシ: 確かにね。でも、こういう表現を知ってると状況を簡単に説明できるから便利だよ。
エミリー: うん、本当に勉強になる。ヒロシ、ありがとう!また面白い表現があったら教えてね。
解説
「いたちごっこ」
「いたちごっこ」は、解決しようとしても同じ問題が繰り返されて終わらない状況を指します。イタチ(英語で「weasel」)と子どもたちが追いかけっこをする様子から生まれた表現です。特に、仕事や日常生活で問題が次々と発生し、終わらない状況でよく使われます。
英語での表現:
- "It’s like a cat and mouse game."(猫とネズミの追いかけっこみたいだ。)
- "We’re stuck in a never-ending cycle."(終わらないサイクルに陥っている。)
- "Fixing one issue just leads to another."(1つの問題を解決しても別の問題が出てくるだけだ。)