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「やたら」を英語でなんていうのでしょう:状況を表す表現
やたらは英語でなんていうのでしょう?

エミリー: 昨日日本人の友達と話してたら、やたらって言葉を何回も聞いたんだけど、あれってどういう意味? みんなの会話の中に急に出てきて、ちょっと戸惑ったのよ。

ヒロシ: お、よく気づいたね!やたらは、何かを必要以上にしたり、理由もなく繰り返す時に使う言葉だよ。いろいろな場面で使われるから、よく使われる言葉だね。

エミリー: たとえば、どんな時に使うの?

ヒロシ: そうだな、例えば、彼が何度も話しかけてくるときとか、今日はすごく疲れたっていう時に使うかな。どちらも何かが過剰だったり、行き過ぎている状況を表しているんだ。やたらには「無分別に」っていうニュアンスも含まれていて、つまり、考えなしに何かをやったり、後先を考えない行動を表しているんだよ。

エミリー: なるほど、考えなしに繰り返すってことか。英語だと excessively without reason って感じかしら?やたらって、シンプルだけど奥が深い言葉ね。

ヒロシ: そうなんだ。やたらには、無計画に何かをしたり、予想外に物事が多すぎる時のイメージがあるんだ。だから、会話の中で「やたらに○○する」って形で使うと、考えなしにやりすぎる様子を強調できるんだよ。

エミリー: なるほど、いろいろな状況で使えるんだね。でも、このやたらって漢字ではどう書くの?

ヒロシ: 矢鱈って書くんだ。矢は arrow で、たくさんの矢が無方向に飛んでいく様子を表しているんだ。つまり、目標も秩序もなく、無分別に飛び散る感じだね。

エミリー: 面白いわ!でも、鱈っていうのは何?

ヒロシ: あ、鱈は日本でよく食べられる魚の一つなんだ。特に冬の時期に多く獲れるんだ。名前も難しい漢字で書くから、学校ではあまり教わらないし、常用漢字にも入っていないんだ。

エミリー: ああ、それで日本人でもひらがなで「やたら」って書く方が普通ってことね。漢字は難しいし、わかりにくいもんね。

ヒロシ: その通り。鱈は冬にたくさん獲れる魚だから、あふれるほどの大量を表すんだ。矢と鱈、両方のイメージが合わさって、考えなしにやりすぎるという意味になったんだ。だから、昔から「むやみやたらに」っていう表現もあるけど、むやみっていうのは「深く考えずに」とか「理由もなく」という意味だよ。

エミリー: ああ、なるほど。「むやみやたらに」っていうのは、理由もなくたくさんやりすぎるってことなんだね。これで、ちょっとずつわかってきたわ。

ヒロシ: そうだね。じゃあ、エミリーみたいな日本語を学んでいる人はやたらをひらがなで覚えればいいよ。文章の中でも、ひらがなで書く方が読みやすいしね。

エミリー: やたらって、奥深い言葉なんだね。覚えるのが楽しみになってきたわ!じゃあ、私もやたらをえ英語で言った場合の例文をいくつか作ってみるね。

ヒロシ: お、いいね!どんな例がある?

エミリー: まずは、He talks to me excessively, and it’s really annoying.(彼は必要以上に話しかけてきて、ほんとにうっとうしい)。次に、She spends money recklessly on things she doesn’t need.(彼女は必要もないものに無計画にお金を使う)。最後は、Today was unusually hot for October.(今日は10月にしては異常に暑かった)。

ヒロシ: うん、ばっちりだよ!特に excessively とか recklessly っていう言葉は、やたらの意味にぴったりだと思うな。あとは、例文の最後みたいに unusually って、異常な状況を表す時にも使える。

エミリー: 一つの言葉でいろんな状況に使えるなんて、本当に面白いわね。言葉の使い方をもっと勉強したくなっちゃう。

ヒロシ: そうだね。こうやって会話を通じて学んでいくと、言葉の深さや面白さがどんどん見えてくるよ。


会話まとめ

日本語学習者はひらがなで覚える方が自然でわかりやすい。なで「やたら」と表記される。

やたら(矢鱈)は「無分別に」「過剰に」「異常なほどに」という幅広いニュアンスを持つ。無分別は「考えなしに」や「後先を考えずに」という意味で、やたらの特徴的な使い方の一つ。

英語では excessively, recklessly, unusually などの単語で表現できる。

鱈(たら)は日本で冬に多く獲れる魚だが、常用漢字ではないため、一般的にはひらがなで「やたら」と表記される。

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