ヒロシ:エミリーも日本の料理好きだよね。ラーメンは好きだっけ?
エミリー:ラーメン、大好きよ。日本のラーメンはアメリカで食べるラーメンと違って、何ていうか・・・美味しいわ。
ヒロシ:でも、日本のラーメンは色々あって、お店独自で色々オリジナリティを出しているから、ラーメンと言っても様々なんだよ。今度、駅の東口にあるラーメン屋さんのラーメン食べにいこうよ。すごく美味しいんだ。一度食べたら、「やみつきになる」よ。
エミリー:ヒロシは週に何回もラーメン食べるって言ってたわよね。私はホストのママがいつも料理作ってくれるから休みのときだけかな。でも、「やみつきになる」ってきっと、ファンになるという意味かしら?
ヒロシ:そうだね、「やみつきになる」は一度好きになったらやめられなくなることを意味するんだ。何かがあまりにも美味しかったり、楽しかったりして、繰り返し求めちゃうっていうことだね。
エミリー:なるほど、そういうことなのね。じゃあ、英語だと「addicted(依存)」とか言うのかしら?
ヒロシ:うーん……「addicted」って確か、あれだよね。なんか、すごく悪い感じがする言葉で……。
エミリー:ああ、確かに、『addicted』という言葉は、何かに強く依存するような状態にも使われるから、あまりポジティブな意味ではないのよ。他に、「hooked on」って表現を使えば、「やみつきになる」みたいなニュアンスが軽く伝えられるのよ。
ヒロシ:ほ、ほう……「hooked on」ね。なんか、釣りの針が引っかかってるみたいだね?
エミリー:そうね、まさにそんなイメージよ!「I'm hooked on ramen.」って言うと、「ラーメンが大好きって」って感じで、楽しい意味なの。
ヒロシ:ふーん……「フックド・オン」……か。でも、「やみつきになる」に使うにはいい感じだね。
エミリー:他にも「can't get enough of」って表現も使えるわ。「I can't get enough of this ramen.」って言うと、「このラーメンがたまらなく好きで、まだ足りない!」みたいな意味になるのよ。
ヒロシ:……キャン……え、なんだっけ?「キャン・ゲット・ナフ・オブ」?
エミリー:(クスッ)「can't get enough of」よ。そんなに構えなくても大丈夫、ヒロシ。
ヒロシ:うん……僕、英語苦手だから、こういうの聞くと緊張しちゃうんだよね。でも、なんとなく意味は分かった!
エミリー:大丈夫よ、ヒロシ。こういうのは使って覚えればいいのよ。今度ラーメン屋さんに行ったら、「I'm hooked on this ramen!」って冗談っぽく言えばいいじゃない。
ヒロシ:ついでだから、やみつきに近い表現で、「ハマる」っていう言葉があるんだ。これも似たような意味なんだけど、何かに夢中になって、そのことばかり考えたり楽しんだりしている状態を指すんだ。たとえば、僕がラーメンにハマっているって言うと、もうラーメンが好きすぎて、他のことは考えられないくらいに楽しんでる感じかな。
エミリー:なるほど、「ハマる」は特定の趣味、嗜好や活動に夢中になるってことね。
ヒロシ:そうそう。「ハマる」は、趣味や楽しみのことに使うことが多いよ。たとえば、ゲームやドラマにハマるとかね。「やみつき」と違うのは、「ハマる」は必ずしもやめられなくて困るようなニュアンスじゃないんだ。
エミリー:ああ、そうか。「やみつき」にはちょっとやめられなくて困るとか、後で影響が出るかもってニュアンスもあるのね。
ヒロシ:その通り。たとえば、甘いものにやみつきになると食べ過ぎちゃうとかね。でも「ハマる」は、単に楽しんで夢中になってるっていう感じが強いんだ。
エミリー:つまり、「ハマる」はただ楽しんで夢中になっている感じで、「やみつきになる」は、楽しみつつも、やめたくてもやめられない状態ってことね。
ヒロシ:その通り!だから、「ハマる」はポジティブなニュアンスで使えるけど、「やみつきになる」はちょっとクセになってるってニュアンスが入るんだよ。
エミリー:なるほど、ニュアンスの違いがわかってきたわ。じゃあ、英語だと「ハマる」にピッタリの表現はどう言うかな・・・・・。
ヒロシ:ああ、そこは僕の苦手分野だから、エミリー先生、頼むね!
エミリー:ふふ、任せて。「ハマる」は、英語だと「really into」とか「obsessed with」が使えるわよ。
「ハマる」を英語で表現する例
- "I'm really into ramen these days."
(最近、ラーメンに夢中になってるんだ) - "He's obsessed with that video game."
(彼はそのゲームにハマってるよ)
エミリー:「obsessed with」だと、少し強めに「それしか考えられない」って感じになるわね。「really into」のほうが、ラーメンみたいに気軽にハマっている場合にぴったりね。
ヒロシ:ふむふむ、なるほど。「really into」とか「obsessed with」ね。これなら僕でも使えそうだ。
エミリー:そうよ!「ハマる」か「やみつき」かは、使う状況に応じて使い分ければいいのよ。
ヒロシ:よし、今度ラーメン屋に行ったら、「I'm really into this ramen!」って言ってみるぞ。
エミリー:それいいわね!それか、もっと冗談ぽく「I'm hooked on this ramen!」って言うのも面白いわよ。
まとめ
「やみつきになる」と「ハマる」は、日本語ではニュアンスの違いがあるものの、英語にするとどちらも「hooked on」や「really into」などの表現を使うことが多くなります。
- 「やみつきになる」には、やめたいけどやめられない中毒性のニュアンスがあるため、「hooked on」や「can’t get enough of」が適切です。
- 「ハマる」は、ポジティブに夢中になるニュアンスが強いので、「really into」や「obsessed with」が合います。
このように、状況や文脈に応じて適切な表現を選ぶことで、微妙なニュアンスの違いを伝えることが可能です。