ひろし:昨日さ、皆と話していて、食べ物の話しになったんだ。世界一臭いとかいう食べ物があったの。誰かのお土産でさ、これはちょっと食べられないな。そしたら、オサムが「え、僕は大好きだよ」ってむしゃむしゃ食べたんだ、皆、「ドン引き」だったね。オサムの味覚はどうかしてるんじゃないかなんてね。
エミリー:世界一臭いって、興味はちょっとあるわね。
ヒロシ:エミリー、やめてよ。キミまで。名前は何かわすれたけど、ものすごく臭いんだ。あの臭いをかいだらまあ無理だと思うよ。
エミリー:まあ、そうね。興味があると言っただけよ。色々関心があるから。ところで、「ドン引き」って話しの流れから何となくわかるけど、もう少し詳しく意味を教えてくれる。
ヒロシ:ああ、「ドン引き」ね。ドン引きというのは誰かの言動に驚いたり呆れたりして、一気に心が冷めてしまうような気持ちを表す言葉だよ。たとえば、「それはちょっと…」って思って、距離を置きたくなる感じかな。
エミリー:ふむ…驚いたり、呆れたりして、相手の言葉に反応するってこと?でも「引く」ってどういう意味?
ヒロシ:「引く」っていうのは、日本語で、人が言ったことややったことに対して、心の中で『ちょっと無理だな』って思って、後ずさりするような感覚なんだ。「ドン」っていうのは、その反応が強いときに使う強調表現だね。
エミリー:なるほど、それで「ドン引き」って、ただ驚くだけじゃなくて、あきれたり嫌悪感を持ったりするニュアンスがあるのね。
ヒロシ:そうそう。たとえば、昨日のオサムの話みたいに、皆が驚いて呆れてしまうときに「ドン引きした」って使うんだ。
エミリー:ああ、そういう状況なのね。それだと英語だと「That’s a turn-off」や「I was totally put off」が近いかもしれないわ。
ヒロシ:その言葉、聞いたことあるけど、意味はそんな感じなんだね。「put off」は、「興味が冷める」とか「嫌になっちゃう」っていう意味だっけ?
エミリー:そうよ。たとえば、I was totally put off by his weird comment.(彼の変なコメントで完全に引いてしまった)みたいに使うの。
ヒロシ:ああ、なるほど。それなら日本語の「ドン引き」と似てるね。
英語表現と例文
- That’s a turn-off – 興味が一気に冷める
His bad attitude was such a turn-off.
(彼の悪い態度に一気に興味が失せた。) - I was totally put off – 完全に引いてしまった
I was totally put off by his weird comment.
(彼の変なコメントで完全に引いてしまった。)
ヒロシ:でもね、「ドン引き」は冗談っぽく使うことも多いんだ。「それ言ったらみんながドン引きするよ!」って感じで、友達同士で笑いながら使うこともあるよ。
エミリー:なるほど、相手を傷つけないように冗談っぽく使うのがポイントね。
ヒロシ:そうそう。でも、あまり深刻な場面では使わないほうがいいかな。相手を本当に傷つけるかもしれないからね。
エミリー:わかったわ。軽い会話の中で気をつけながら使ってみる!
解説:日本語の「ドン引き」の使い方
英語の類似表現としては、「That’s a turn-off」や「I was totally put off」などが適しています。
「ドン引き」は、相手の言動に驚いたり呆れたりして、距離を置きたくなるような感覚を表します。
冗談や軽い会話では使えますが、深刻な場面では注意が必要です。相手を傷つけないようにする配慮が大切です。