ヒロシは普段しないマスクをしています。浮かない顔でエミリーに話しかけます。マスクをとると鼻の頭にニキビができた様子です。
ヒロシ: エミリー、みてよ、この鼻、でっかいニキビができちゃって、気になって、気になって。
エミリー: あ、ほんとだ。ちょっとかわいくていいじゃない。気にすることないわよ。
ヒロシ: そう言ってくれると気分が良いね。ありがと。でも、ちょっと痛くてさ。多分、ニキビだと思うんだけど、日本語には「できもの」とか「おでき」って言葉もあるんだ。
エミリー: えっ、「できもの」?それって「ニキビ」とどう違うの?
ヒロシ: 「できもの」は、もっと広い意味の言葉だよ。皮膚に何かが「できた」もの全般を指すんだ。だから「ニキビ」も「おでき」も、まとめて「できもの」って呼べる。
エミリー: ああ、そういうことか!じゃあ、「おでき」は「ニキビ」とは違うの?
ヒロシ: そうだね。「おでき」は、ニキビよりも赤く腫れてる感じかな。顔だけじゃなくて、腕とか背中にもできることがあるよ。
エミリー: なるほど。「ニキビ」は若い人に多いけど、「おでき」は誰でもできる可能性があるんだね。
ヒロシ: うん、そんな感じ!日本語で言うと、「できもの」が一番大きなグループ、その中に「ニキビ」と「おでき」があるってイメージかな。
エミリー: そう聞くと分かりやすいね!そういえば、「アクネ」って言葉も英語にはあるけど、「ニキビ」と同じ?
ヒロシ: うん、「アクネ」はほぼ「ニキビ」と同じ意味だよ。ただ、日常会話ではあんまり使わないかな。スキンケア商品とか、ちょっと専門的な場面で見る言葉だね。
エミリー: ああ、英語でも「acne」っていうと専門的な感じだよ。「pimple」って言えばもっとカジュアルで日常的な感じ。
ヒロシ: 英語も日本語と似てるんだね!日常的な「ニキビ」と、フォーマルな「アクネ」の使い分けがあるんだ。
エミリー: ほんとだね!でも日本語の「できもの」みたいな、広い意味の言葉は英語にはないかも。「skin problem」とか「blemish」に近いかな。
ヒロシ: なるほど。言葉の違いって面白いね!今日はこの鼻にできたニキビで色々勉強になった。
エミリー: 私も「できもの」とか「おでき」も勉強になったし、次はちゃんと使い分けられる気がする。
解説:
この会話では、「できもの」、「ニキビ」、「おでき」、そして「アクネ」の違いを整理しました。
- 「できもの」
皮膚に「できたもの」をまとめて指す広い意味の言葉。特定の症状に限らず、皮膚トラブル全般に使えます。
例:顔にできものができた。
(I have a blemish on my face.) - 「ニキビ」
主に顔にできる小さな吹き出物で、特に若者に多いものを指します。カジュアルで日常会話でよく使われます。
例:おでこにニキビができた。
(I got a pimple on my forehead.) - 「おでき」
赤く腫れた吹き出物を指し、顔だけでなく体にもできることがあります。日本語では「できもの」の一種として使われます。
例:背中におできができた。
(I got a boil on my back.) - 「アクネ」
医学的、またはスキンケア製品の広告などで使われる言葉で、フォーマルなニュアンスがあります。英語の「acne」に由来しています。
例:アクネ用の化粧品を探している。
(I’m looking for acne skincare products.)
参考例文
- He has pimples on his cheeks.(彼は頬にニキビがある。)
- This product is great for acne care.(この商品はアクネケアに最適です。)
- She is worried about the blemish on her nose.(彼女は鼻のできものを気にしている。)