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新語登場「タイパ」和製英語の技術極まる

ヒロシとエミリー、休憩時間にSNSで見かけた言葉、「タイパ」について話しています。以前話題になった「コスパ」との違いをエミリーがヒロシに聞きたい様子です。


エミリー: ヒロシ、見てこれ、「タイパ」って最近よく見るんだけど、もしかして、「コスパ」と似たような言葉かな?調べたら「タイムパフォーマンス」の略だって書いてあったけど、コスパの流れから考えるとなんとなくわかるけど、これもやっぱり和製英語ね。

ヒロシ: 確かに、説明がないと分かりにくいよね。「タイパ」は「タイムパフォーマンス」のことで、時間をどれだけ効率的に使えるか、そしてその結果どれだけ満足感を得られるかを表してるんだ。例えば、映画を観るときに「2時間かかる映画より、短いけど濃い内容の動画のほうがタイパがいい」って感じで使うよ。

エミリー: なるほど、効率と満足感がポイントなんだね。でも、これって英語の「performance」の使い方とはコスパと同じでちょっと違う気がするんだよね。

ヒロシ: 確かにね。「タイパ」も「コスパ」も和製英語だから。日本語では「パフォーマンス」を「効率」や「結果の良さ」っていうニュアンスで使うんだ。「コスパ」は「コストパフォーマンス」の略で、費用に対してどれだけ価値があるかを指すし、「タイパ」は時間に対してどれだけ効率的で満足できるかを表してる。

エミリー: そうだよね。英語では「performance」って、たとえば「能力」や「成果」を指すことが多いから、「効率」や「満足感」という意味ではあまり使わないかな。「コスパ」なら英語では「value for money」とか「cost-effectiveness」って言えるし、「タイパ」なら「time efficiency」が近いと思う。でもニュアンスをもっと伝えるなら、「how effectively or efficiently you use your time to achieve satisfaction」って言い換えるといいかも。

ヒロシ: おお、めっちゃ分かりやすい!特に「satisfaction」を加えると、日本語の「タイパ」の満足感を重視するニュアンスがしっかり伝わるね。「コスパ」の場合の「value for money」っていう表現も、英語らしくていいな。

エミリー: ありがとう!例えば「この映画はタイパがいい」なら、英語では「This movie has good time performance because it's engaging and not too long.」みたいに言えるね。「コスパ」についても、「This product offers great value for money.」って表現が自然かな。

ヒロシ: なるほど、どっちの表現もすごく使いやすい!でも、こうやって英語のニュアンスを考えると、和製英語って本当に日本独特だよね。もともとの英語を元にしながら、日本の文化とか考え方が反映されてるんだなって感じるよ。

エミリー: そうだね!「タイパ」とか「コスパ」っていう言葉自体が、効率と満足感を重視する日本の現代文化をよく表してる気がする。それに、こういう和製英語をどう英語で説明するかを考えるのもいい勉強になるよね。

ヒロシ: 本当にそうだよ!エミリーの説明で、和製英語を意識して使うことの大切さもわかったし、英語の表現力も少し上がった気がする。

エミリー: 私もヒロシの話で日本語の使い方がよく分かるわ。

解説

  • 「タイパ」 = time performance
    和製英語で、時間の使い方の効率や、それに伴う満足感を指します。英語では**「time efficiency」「effectively using time to achieve satisfaction」**が近い表現です。
    例: 「This app has good time performance because it saves time and provides value.」
  • 和製英語のポイント
    日本語では、英語を基に独自の意味を持つ言葉を作ることがあります。「パフォーマンス」は日本語で「効率」や「満足感」というニュアンスで使われるのが特徴です。

「タイパ」を英語で説明する。

"Taipa," short for "time performance," is a Japanese term used to describe how effectively or efficiently one uses their time, especially in relation to the satisfaction or results they gain. It reflects a modern mindset where people prioritize achieving maximum value or enjoyment within limited time. For example, choosing a short but informative video over a long movie with little payoff might be considered 'good taipa.' This term is unique to Japanese culture and doesn't have a direct equivalent in English.

日本語訳

「タイパ」は「タイムパフォーマンス」の略で、時間をどれだけ効率的に使い、それによってどれだけ満足感や結果を得られるかを表す日本語の用語です。特に限られた時間の中で最大限の価値や楽しさを重視する現代的な考え方を反映しています。例えば、内容の薄い長い映画よりも短くて有益な動画を選ぶことは「タイパがいい」とされます。この言葉は日本独自の文化に根ざしており、英語には直接対応する表現がありません。

参考:コスパが良い・悪いの「コスパ」実は和製英語だと知っていた?




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