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「納得」頭の理解と気持ちの理解:感情を表す英語フレーズ

ヒロシ: いやー、さっきケンから電話があって、今回のゼミ合宿に行けないって言うんだ。理由を聞いたんだけど、どうしても「納得」できなくて。

エミリー: 「納得」?それって、理由がわからないってこと?

ヒロシ: いや、ケンの言っていることはわかるよ、クラブ合宿のスケジュールが忙しいから行けないって言うんのわね。でも、その「忙しい」っていう理由が、なんか納得いかないんだよね。スケジュールが重なるわけじゃないんだから行けるじゃん、みたいな。頭では「彼にとって他に大事な予定があるんだろう」って理解はできるんだけど、ゼミ合宿ってみんなで作り上げる大事なイベントなんだ。なんで優先しないのかって思うと、どうしても受け入れられなくてさ。つまり、「納得」できないってこと。

エミリー: 「理解はしてるけど、心から納得できてない」ってことね?日本語の「納得」って、そういう感覚を表してるの?

ヒロシ: うん、そうそう。「納得」っていうのは、ただ理解するだけじゃなくて、感情的にも理屈的にも「まあ、それなら仕方ないか」って心から受け入れることなんだよね。でも、今回のケンの理由にはどうしてもそこまでたどり着けない。ケンの説明不足ってのもあるかもしれないけどね。

エミリー: なるほどね。「納得」はただ理解するだけじゃなくて、「完全に受け入れる」っていう状態を含むんだね。英語でどう言えばいいか、ちょっと考えてみるよ。

(エミリー、しばらく考える)

エミリー: うーん、「納得」に一番近い英語表現としては “be convinced” っていうのがあるかな。これ、相手の説明を聞いて「完全に納得する」とか「確信する」って意味に近い。でも、今回のケースには少し強すぎるかもね。

ヒロシ: ふむふむ、「be convinced」だと、心から納得しているっていうニュアンスなんだね。でも、俺の場合はまだ納得できてないから、あんまり当てはまらない感じがするな。

エミリー: そうだね。むしろ今回みたいに「理解はしてるけど納得できてない」っていう状態には、“I understand, but I’m not convinced yet” とか、“I get it, but I can’t come to terms with it” が自然だと思う。

ヒロシ: 「come to terms with」っていうのはどういう意味?

エミリー: これはね、「自分の中で折り合いをつけて、最終的に受け入れる」ってニュアンスがあるの。時間をかけて納得する感じかな。たとえば、「最初は納得できなかったけど、今は受け入れた」って言いたいときに “I’ve come to terms with it” って言うんだよ。

ヒロシ: なるほど!それは「時間がかかって、最終的に納得する」って感じか。でも今の俺には「納得できない」状態を言いたいから、さっきの “I’m not convinced yet” がしっくりくるな。

エミリー: そうだね!そのフレーズなら「まだ納得できてない」っていう感情をそのまま表現できるよ。

ヒロシ: あー、話してみてよかった!これで、今の気持ちを英語で表現する自信がついたよ。

エミリー: 良かった!納得できない気持ちがあるのは普通のことだし、自分の感情をしっかり伝えられるのは大事なことだよ。

ヒロシ: 本当にありがとう、エミリー!また何かあったら教えてね。ケンにもう少し理由を確認してみよう。

解説

1. 「納得」の日本語のニュアンス

「納得」とは、単に「理解する」だけでなく、感情面でも理屈面でも「完全に受け入れる」ことを含む言葉。

  • 理解はできても心が受け入れていない場合は「納得していない」と表現する。

2. 英語で「納得」を表現する方法

「納得」を英語で表現する場合、状況に応じていくつかの表現が使える。

  1. “be convinced”
    • 意味: 「完全に納得する」「確信する」
    • 使い方: 説明や理由を聞いて、心から同意できるとき。
    • 例文:
      • “I’m convinced by his explanation.” (彼の説明に納得した。)
      • “She convinced me to change my mind.” (彼女に説得されて気持ちが変わった。)
  2. “I’m not convinced yet.”
    • 意味: 「まだ納得できていない」
    • 使い方: 理解はできるが、心の中では受け入れられないとき。
    • 例文:
      • “I understand, but I’m not convinced yet.” (理解はしているけど、まだ納得していない。)
  3. “come to terms with”
    • 意味: 「自分の中で折り合いをつけて納得する」
    • 使い方: 時間をかけて、感情的な葛藤を克服して受け入れる場合。
    • 例文:
      • “I’ve come to terms with the situation.” (その状況を受け入れた。)
      • “It took me a while, but I’ve come to terms with his decision.” (時間はかかったけど、彼の決断を受け入れた。)

3. ヒロシの状況に合う表現

今回のヒロシのように「理由を理解はしているが納得できない」場合には、以下の表現が適切:

  • “I understand, but I’m not convinced yet.” (理解はしているけど、まだ納得していない。)
  • “I get it, but I can’t come to terms with it.” (理解はできるけど、どうしても受け入れられない。)
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