pickup
「ミーム(meme)」って何よ?英語表現と変化するSNS文化
ミームとは何でしょう

ヒロシ: エミリー、この犬の画像にSuch wow!って書いてあるけど、これってミームって言うんだよね。でも、何か意味があるの?よく見かけるけど、何が面白いかサッパリわからない。

エミリー: ああ、これはDoge(ドージ)っていうミームなの。わざと不自然な英語を使って、面白さを出しているのよ。Such wow!はすごい!って意味なんだけど、普通の英語だとSuch a wow!とか、 That’s amazing!みたいに言うのが自然ね。このミーム、見るたびに笑っちゃうの。ある程度英語がわからないと面白さが伝わらないわね。

ヒロシ: ふーん。でも、なんでわざとそんな言い方にするんだろう?

エミリー: それがネットのユーモアの特徴なの。ちょっとおかしな表現にすることで、みんなが笑って楽しむのよ。英語圏では、こういうふざけた言葉をわざと使って冗談にすることがよくあるの。

ヒロシ: なるほど。日本のネットでも、「猫ミーム」とか有名だけど、英語でもそういう感じなんだね。

エミリー: そうなの。こういうミームが広まることを、英語ではgo viral(バズる)って言うの。SNSで一気に拡散されて、いろんな人が改変して新しいバージョンが次々に出てくるのよ。

ヒロシ: バズるって、ウイルスみたいに広がるって意味か!

エミリー: その通り。たとえばThis meme went viralとかIt’s everywhere on the internetなんて言い方をするの。ネットではそんな表現がよく使われるわ。

ヒロシ: へえ、じゃあこのDogeもいろんな人にアレンジされてるんだね。

エミリー: そうよ。ほら、見て!これなんか、Dogeにサングラスをつけたバージョンよ。こんなふうに次々と改変されて、どんどん進化していくのがミームの楽しいところなの。

ミームに関連する英語表現

  • Meme(ミーム)
    インターネットで共有され、改変されながら広がるコンテンツ
    例 This meme is so funny.(このミーム、すごく面白い)
  • Go viral(バズる/バイラル化する)
    SNSなどで急速に広まること
    例 The Doge meme went viral overnight.(Dogeのミームは一晩でバズった)
  • Modify / Alter(改変する)
    もとのコンテンツに手を加え、新しい意味を与えること
    例 People often modify memes to fit new trends.(人々はトレンドに合わせてミームを改変することが多い)
  • Inside joke(内輪ネタ)
    限られたグループだけが理解できるジョーク
    例 This meme is funny only if you know the inside joke.(このミームは内輪ネタを知っている人だけが面白い)
  • Such wow!(すごい)
    Dogeミームで使われた、不自然な英語表現。すごい!をわざと文法的におかしく言い換えたもの
    例 Such wow! This cake is amazing.(すごい、このケーキ、おいしい)

まとめ

「Meme(ミーム)」という言葉は、1976年にリチャード・ドーキンスの『The Selfish Gene(利己的な遺伝子)』で紹介され、文化的な情報やアイデアが人から人へ伝わり、進化していくことを表しています。インターネットの発展とともに、この言葉は面白い画像や動画の拡散を指すようになり、SNSでの重要な文化的要素となりました。

ミームは、SNSやインターネットでの実用的な英語表現を学ぶ良い機会です。バズる(go viral)、改変する(modify)、内輪ネタ(inside joke)など、ネット特有の表現に触れることで、自然な英語が身につきます。また、ミームの元ネタを理解することで、英語圏のユーモアや文化も学ぶことができます。次にミームを見つけたときは、その背景や文脈を調べ、言葉の使い方を楽しみながら学んでみましょう。

おすすめの記事