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老齢化社会「ボケる」は英語でなんていうのでしょう。

ヒロシは近所のお爺さんが、最近物忘れが酷く、ボケたのではないかと疑っています。


ヒロシ: ねえ、エミリー。「ボケる」って英語でなんて言うの?

エミリー: えっ?「ボケる」? どういう意味?前に習った、「寝ぼける」のボケるとは違うの?

ヒロシ: ああ、ごめんごめん。「ボケる」っていうのは、なんていうか…年を取って、ちょっと記憶があやしくなったり、頭の回転が遅くなったりすること。例えば、うちの近所のおじさん、この前の朝に「おはようございます」って言ったのに、夕方また会ったら「久しぶりだね~」って言われたんだよ。ちょっとびっくりした。

エミリー: なるほどね。「ボケる」は、たぶん英語では "getting forgetful" とか "losing your memory" って言うかな。もしもっとカジュアルに言いたいなら、"getting senile" って表現もあるよ。

ヒロシ: "getting senile"? それって「認知症」みたいな意味?

エミリー: うーん、ちょっと違うかな。「認知症」は "dementia" だけど、"getting senile" はそこまで医学的な言葉じゃなくて、単に「年を取って物忘れが多くなる」っていうニュアンスが強いかな。だから、おじさんみたいに「ちょっと記憶があやしくなる」っていう話なら、"getting senile" でも通じるよ。

ヒロシ: なるほど。でも、「ボケる」って、もっと軽い感じでも使うじゃん? 例えば、「最近、疲れててボーっとしてて、仕事中にミスしちゃった」みたいな時にも「ボケる」って言うけど、こういう時も "getting senile" って言うの?

エミリー: それは違うね! そういう時は "spacing out" とか "zoning out" って言うかな。例えば、"I totally spaced out during the meeting." とか、"Sorry, I was zoning out." みたいに言うよ。

ヒロシ: おお、なるほど!「ボケる」にもいろいろな意味があるから、英語も使い分けないといけないんだな。

エミリー: そうだね。でも、「年を取ってボケる」っていう意味なら、"getting senile""getting forgetful" を使えば大丈夫だよ。

ヒロシ: わかった!じゃあ、もしおじさんのことを英語で話すなら…"I think he's getting senile." でいいのかな?

エミリー: うん、それで伝わるよ!でも、ちょっと気をつけたほうがいいのは、"senile" って言葉は失礼に聞こえることもあるから、フォーマルな場では "He's becoming forgetful." みたいに言うほうがいいかもね。

ヒロシ: そっか、確かに日本語でも「ボケた」って言い方は人によっては失礼に聞こえるかもしれないしな。気をつけるよ!ありがとう、エミリー!

エミリー: どういたしまして!ヒロシの英語、すごく自然だったよ!

解説

「ボケる」とは、主に以下のような意味を持つ日本語の表現です。

年を取って記憶があいまいになったり、判断力が鈍くなったりすること。

例:「祖父は最近ボケてきたみたいで、同じ話を何度もする。」

英語では "getting senile""getting forgetful" などが適切。

「認知症(dementia)」ほど医学的に深刻な意味ではなく、軽い意味で使われることが多いが、"senile" は失礼に聞こえることがある ので注意。フォーマルな場では "He's becoming forgetful." のように言う方が無難。

疲れや不注意でぼーっとしたり、集中力がなくなったりすること。

例:「昨日寝不足で、仕事中ずっとボケてた。」

英語では "spacing out""zoning out" が適切。

「ぼーっとしていて、ミスをした」などの文脈でよく使われる。

例:"I totally spaced out during the meeting."(会議中、完全にボーっとしてた。)

「ボケる」を英語で説明する

Bokeru (ボケる) is a Japanese verb that has multiple meanings depending on the context. It is commonly used in everyday conversation and can refer to both age-related forgetfulness and temporary absentmindedness.

  1. Bokeru as Age-Related Forgetfulness
    When referring to elderly people, bokeru means becoming forgetful or mentally slow due to aging. It is similar to the English expressions "getting senile" or "becoming forgetful." While it does not necessarily imply dementia ("dementia" in Japanese is 認知症/ninchishō), it can still be a sensitive topic, so it should be used carefully.
    • Example: 最近、おじいちゃんがボケてきたみたい。
      "It seems like Grandpa is getting forgetful lately."
  2. Bokeru as Spacing Out or Losing Focus
    In a more casual sense, bokeru can also describe moments when someone is spacing out, not paying attention, or making mistakes due to lack of focus. In English, this would be expressed as "spacing out" or "zoning out."
    • Example: 昨日、寝不足で仕事中にボケてミスしちゃった。
      "I was sleep-deprived yesterday and spaced out at work, making mistakes."

While bokeru has multiple meanings, understanding the context is key to using it correctly. If referring to an elderly person's forgetfulness, "getting senile" or "becoming forgetful" are appropriate translations. For temporary absentmindedness, "spacing out" or "zoning out" are more natural English expressions.

日本語訳

ボケる とは、日本語で「物忘れが多くなる」「注意力がなくなる」という意味を持つ動詞で、文脈によって異なる意味を持ちます。

  1. 年を取って記憶があいまいになる「ボケる」
    高齢者に対して使う場合、ボケる は「加齢によって物忘れが多くなったり、判断力が鈍くなったりする」ことを指します。英語では "getting senile""becoming forgetful" という表現が近いです。「認知症(dementia)」ほど医学的ではないですが、デリケートな話題なので使い方に注意が必要です。
    • 例: 最近、おじいちゃんがボケてきたみたい。
      "It seems like Grandpa is getting forgetful lately."
  2. ぼーっとして集中力をなくす「ボケる」
    カジュアルな使い方として、ボケる は「疲れや寝不足などでぼーっとする」「注意が散漫になる」という意味でも使われます。英語では "spacing out""zoning out" が適切です。
    • 例: 昨日、寝不足で仕事中にボケてミスしちゃった。
      "I was sleep-deprived yesterday and spaced out at work, making mistakes."

ボケるにはさまざまな意味がありますが、文脈によって適切な英語表現を選ぶことが大切です。 高齢者の物忘れについて話す場合は "getting senile""becoming forgetful"、一時的にぼーっとする場合は "spacing out""zoning out" を使うのが自然です。

参考

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