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「紙一重」を英語でどう言う?差異や微妙な違いに関する英語フレーズ
紙一重は英語でなんていうのでしょうl

ヒロシ:エミリー、昨日の話題になった「間一髪」これと似た表現「紙一重」というのを

今日は教えてあげるよ。

エミリー:「かみひとえ」? 漢字ではどうやって書くの?

ヒロシ:漢字ではね、「紙一重」って書くんだ。

エミリー:間一髪が髪の毛一本の差って感じだったから、紙一重は紙一枚の差ってかんじなのかな。

ヒロシ:そうそう。ただね、間一髪は危機を免れたというニュアンスがあるけど、紙一重にはそれがないよ。

「紙一重」は「非常にわずかな違い」や「ごく僅差である」という意味を持つ表現です。主に、結果や状態が非常に近い状況を指すときに使われます。「紙の厚さほどのわずかな違い」というイメージからきており、ほとんど差がない状況を強調するんだ。

例文:

  1. 勝敗は紙一重だった
    試合の結果はごく僅かな差で決まったことを意味します。
  1. 成功と失敗は紙一重だ
    成功するか失敗するかは、わずかな差で変わることを表します。

という感じかな。

エミリー:紙一重には「差」、という意味だけで、危険を脱したとか、成功したとかの概念はつかないのね。

ヒロシ:そうだね。紙一重と似た言葉としては、

僅差(きんさ)

  • ごくわずかな差という意味で、紙一重とほぼ同じニュアンスです。

鼻の差(はなのさ)

  • 競り合いでほんの少しの差を意味するので、「紙一重」と似た状況で使えます。

ぎりぎり

  • 余裕がない状況で、僅差や微妙な違いを強調する場合、紙一重と置き換えが可能です。

差はわずか

  • ごく小さな差を指すので、紙一重と同様の文脈で使えます。

っていう感じで、差が少ないという時の言葉だね。

使い方としておかしいのは、

  • 「彼と私は性格がまったく違う。まさに紙一重だ。」
    • 解説: 「性格がまったく違う」と言っているのに「紙一重」を使うのは矛盾しています。紙一重は「わずかな差」を意味するので、「まったく違う」状況では適切ではありません。
  • 「紙一重でテストに合格した。」
    • 解説: 「紙一重」は「非常に僅差の状況」を指す表現ですが、この場合、「紙一重で合格した」と言うと、合格と不合格の境界がわずかだというニュアンスになります。しかし、「僅差で合格した」や「ぎりぎり合格した」の方が自然です。
  • 「今日の天気と昨日の天気は紙一重だ。」
    • 解説: 天気に対して「紙一重」を使うのは不自然です。天気の違いを表す際は「似ている」や「ほとんど同じ」などの表現が適しています。
  • 「この二人の身長は紙一重の差だ。」
    • 解説: 身長の違いに対しては「わずかな差」や「僅差」を使う方が自然です。「紙一重」はもう少し抽象的な状況で使われることが多いです。

つまり、全く当てはまらないもの、意味は似ているが、使われない、自然ではない。そんな感じかな。差が少なければ、「紙一重」に置き換えられるというわけではないんだよ。

エミリー:「紙一重」イメージできたわ。

ヒロシ:紙一重は英語ではなんていうの?紙一重にあたる単語は無いでしょ。

エミリー:そうね、いくつかあげてみるわね。

A fine line

  • 直訳すると「細い線」という意味で、二つの異なる状況の境界が非常に曖昧であることを示します。例えば、「There's a fine line between genius and madness.」(天才と狂気は紙一重だ)というように使われます。

By a hair

  • 「髪の毛一本の差」という意味で、非常にわずかな違いを強調する表現です。例えば、「He won the race by a hair.」(彼は僅差でレースに勝った)のように使います。

By a narrow margin

  • 「僅差で」という意味で、結果が非常に接近している場合に使います。例えば、「The election was won by a narrow margin.」(選挙は僅差で勝利した)というような文脈で使われます。

Neck and neck

  • 競争がほぼ互角であることを示す表現です。「鼻の差」に近いニュアンスで、例えば「The two runners were neck and neck throughout the race.」(2人のランナーはレース中ずっと僅差だった)という使い方が可能です。

ヒロシが初めに行った、勝敗は紙一重だった。成功と失敗は紙一重だを英語にするならば、

勝敗は紙一重だった。

  • The outcome was decided by a fine line.
  • The result was a close call.
  • The victory was by a narrow margin.

成功と失敗は紙一重だ。

  • There's a fine line between success and failure.
  • Success and failure are separated by a thin line.
  • The difference between success and failure is very small.

って感じかな。

ヒロシ:間が狭い、線が狭い、細い。それを表現しているんだね。By a hair

というのは、「間一髪」みたいに髪の毛がでてくるね。英語圏でも髪というのは差を表わす言葉として使われるんだね。

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