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「丸める」を英語でどう表現する?動作に関する英語フレーズ
丸めるを英語でなんて言うのでしょう

エミリー: ヒロシ、この動作、日本語でなんて言うの?

エミリーはレポート用紙を一枚取り、両手でくしゃくしゃにして丸めました。

ヒロシ: それは「紙を丸める」って言うね。くしゃくしゃにして丸くする動作を表しているよ。日本語ではこの「丸める」という表現は物をまとめるときや、くしゃくしゃにする動作全体を指すんだ。だから、紙だけとは限らないね。

エミリー: なるほどね、友だちがレポートを書いている途中で破って、こうやって丸めてたの。「あー、だめ、だめ、これじゃ」って言いながらね。

ヒロシ: そうなんだ。作家がスランプに陥って、アイデアが浮かばないときに丸めた紙が散らかっているシーンを映画なんかでよく見るよね。

エミリー: アメリカでもよく見る光景よ。この動作、英語では "crumple up" か "scrunch up" って言うの。どちらも「くしゃくしゃにして丸める」って意味なの。

ヒロシ: なるほど、"crumple up" は「くしゃくしゃにして丸める」ってことだね。でも、日本語の「丸める」はもっと幅広く使うんだ。たとえば、肉団子を作るときも「丸める」って言うんだ。

エミリー: それは興味深いわ。英語だと、肉団子を作るときは "shape" や "mold" って言うの。紙を「丸める」ときと違って、手で形を整えるニュアンスが強いから、別の動詞を使うのよ。

ヒロシ: そうなんだね。たとえば「彼女は肉団子を丸めた」って英語で言うならどうなるの?

エミリー: たとえば、"She shaped the meat into small meatballs." とか、"He molded the meat into balls." って表現するわ。肉団子はただくしゃくしゃにするんじゃなくて、形をしっかり作る感じだから、"shape" や "mold" がぴったりなの。

ヒロシ: なるほど。日本語では同じ「丸める」って言葉を使うけど、英語では動作や目的によって表現が変わるんだね。

エミリー: その通りよ。紙を「くしゃくしゃに丸める」場合と、肉団子のように「形を整えて丸める」場合では、違う動詞を使うの。こういうところが英語の面白いところね。

ヒロシ: それなら、英語では紙や肉団子の「丸める」が別々の言葉で表現されるんだね。状況によってちゃんと使い分けなきゃいけないね。そういえば、このように筒状にすることも丸めると言うな。

ヒロシはノートを筒状にまるめて見ました。

エミリー: へぇーそれも丸めるって言うんだ。ポスターや紙を筒状に巻くときの「丸める」はまた違う表現になるわね。英語ではroll upね。

ヒロシ: ああ、そうなんだ。日本語だと、紙を筒状にする場合も「丸める」って言うけど、英語ではそれを "roll up" って言うんだよね。

エミリー: "roll up" は、"Crumple up" とは違って、きれいに巻いて整える動作を表すの。たとえば、"She rolled up the poster and put it in a tube." と言えば、「彼女はポスターを筒状に巻いてチューブに入れた」という意味になるわ。

ヒロシ: なるほど。"roll up" は「巻く」という意味に近いんだね。だから、きれいに筒状にする動作に使われるんだね。

エミリー: そうそう、"roll up" はただ丸めるのではなくて、整えて巻くことを意味しているの。日本語の「丸める」は幅広く使えるけど、英語ではこうやって状況によって動詞が違うのよ。

ヒロシ: なるほどね。"crumple up" と "roll up" も、使い方が明確に違うんだね。日本語の「丸める」一つで表現できるものが、英語では状況に応じて分けられているんだね。あとね、日本には背中を丸めるという表現もあるんだ。

これは、老人が前かがみになって背中が丸く見えたり、姿勢が悪い人をさしたりする時に背中が丸まっているなんていうよ。

これは、今までの紙を丸めたり、筒状にしたりするのと違うね。

エミリー:へぇーそういう時も「丸める」って使うんだ。

英語だったら、「背中を丸める」は英語で「hunch one's back」や「slouch」などと表現します。たとえば、「彼は寒さで背中を丸めた」は「He hunched his back against the cold」となります。また、「姿勢が悪く背中を丸めている」という場合は「He is slouching」でも自然じゃないかしら。

エミリー:丸めるのイメージ大体ついたわ。

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