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「割り勘」を英語でどう言う?食事や支払い時に使えるフレーズ
割り勘は英語でなんていうのでしょう

以前、ヒロシがエミリーにハンバーガーを奢るシーンがあり、その際に「奢る」という日本語の意味をエミリーが覚えました。大学のカフェでエミリーとランチの約束をしてました。今日はエミリーはヒロシに奢ろうと思っています。

エミリー: ヒロシ、この前あなたがハンバーガーを奢ってくれた時、「奢る」っていう言葉を教えてくれたよね。それ以来、その言葉を覚えているんだけど、今日は私が奢りましょう。

ヒロシ: いやいや、今日は「奢る」じゃなくて、割り勘でどう?

エミリー: 割り勘?それはまた新しい言葉ね。どういう意味なの?

ヒロシ: 「割り勘」は、お会計を公平に分けて払うことを意味するんだよ。たとえば、今日のランチが二人で2000円だったら、僕とエミリーで1000円ずつ分けて払う。これが「割り勘」だよ。

エミリー: なるほど、英語で言うと「split the bill」や「go Dutch」みたいな感じかな?

ヒロシ: そうそう、まさにその通り。実際に「split the bill」という表現は聞いたことがあるけど、「go Dutch」は聞いたことはなかったな。

エミリー: そうなのね。「split the bill」は文字通り「お会計を分ける」って意味よ。友達同士でよく使われるわ。「go Dutch」は、みんなが自分の分だけ支払うという意味ね。たとえば、こんな風に使うわ。

エミリー:"Let's split the bill today. It’s only fair."
(今日は割り勘にしよう。それが公平だからね。)とか、


"Let’s go Dutch. Everyone can pay for what they ordered."
(割り勘にしよう。みんな自分が注文したものを払ってね。)とかね。

ヒロシ: へえ、そうなんだ。「split the bill」はもっとシンプルで分かりやすい表現だね。「go Dutch」はちょっと聞きなれないけど、面白い表現だね。オランダに行く?

エミリー: そうでしょ?go Dutchは、公平で対等な支払いを示すためによく使われるの。ただ、歴史的にはオランダ(Dutch)と関係があって、昔はオランダ人が倹約家だというイメージから生まれた言葉とも言われているわ。でも、今では侮蔑的な意味合いはなく、カジュアルな会話で使われる普通のフレーズになっているわね。日本の「割り勘」って、漢字でも書くの?それとも、ひらがな、カタカナでワリカン?

ヒロシ: そうだね、実は「割り勘」という言葉には面白い漢字の由来があるんだ。まず、「割る」っていうのは分けるって意味で、金額を等分にすることを表している。そして「勘」は、勘定計算を意味しているんだよ。だから、「割り勘」というのは、計算して分けるという意味があるんだ。

エミリー: ああ、漢字にも意味があったんだね。それは興味深いわ。日本では「割り勘」って頻繁に使われるの?

ヒロシ: うん、日本では「割り勘」をすることがよくあるよ。特に友達や同僚との食事の時は、みんな平等に分け合うという考え方が大事だからね。「割り勘」を使うことで、相手に負担をかけずに、気軽に食事が楽しめるんだ。

エミリー: なるほど、文化的な背景があるんだね。アメリカでも「split the bill」や「go Dutch」を使うことはあるけど、そんなに頻繁ではないかも。特にデートの時は、奢ることが多いかな。

ヒロシ: そうか。やっぱり国ごとに文化が違うんだね。日本では、親しい友達同士で「割り勘」にすることが多いんだ。特に、みんなで平等に支払うという考え方が大事にされているから。

エミリー: それは合理的ね。じゃあ、次回は「割り勘」でお願いね!これからは、日本で「奢る」か「割り勘」にするか、その場に応じて使い分けるわ。

ヒロシ: そうだね。今度もみんなで食事するとき、誰かが「今日は割り勘で」って言ったら、それはみんなで平等に払うって意味だからね。

エミリー: そうね、覚えておくわ!今日は割り勘で、次回は私が奢るわね。

「割り勘」を英語で説明する

Warikan (割り勘) is a Japanese concept that refers to splitting the bill equally among all participants, regardless of what each person ordered. This practice is especially common when dining out with friends or colleagues. The word itself consists of "割り" (wari, meaning "to divide") and "勘定" (kanjō, meaning "bill" or "calculation"), which directly translates to "splitting the bill."

In English, "warikan" is often translated as "split the bill", but it differs from Western customs where individuals usually pay for their own orders (called "going Dutch"). In Japan, warikan is often seen as a way to maintain harmony and avoid awkward discussions about who should pay more or less.

For example, if a group of four people goes to a restaurant and the total bill is 12,000 yen, they would each pay 3,000 yen, even if one person ordered a more expensive dish. This ensures a fair and hassle-free payment process.

Common English Expressions for Warikan

  • "Let's split the bill." (割り勘にしよう。)
  • "Shall we split the check?" (割り勘にする?)
  • "We’re splitting the bill evenly." (割り勘で払っています。)
  • "Let’s go Dutch." (それぞれ自分の分を払おう。) ← This is different from warikan!

Unlike seppan (折半), which means a strict 50/50 split between two people, warikan applies to groups of any size. However, in some cases, adjustments may be made—for example, if a senior person in the group offers to pay more, or if a couple decides to pay together.

By understanding warikan, you can navigate Japanese social situations smoothly and avoid any confusion when paying at restaurants or bars!

割り勘(わりかん):日本の文化としての「みんなで支払う」考え方

割り勘(わりかん) とは、日本でよく使われる 「費用を人数分で均等に割って支払う」 という考え方を指す言葉です。特に、友人や同僚と外食するときに一般的な方法です。「割り勘」という言葉は、「割り(わり)」=分ける「勘定(かんじょう)」=会計 という意味を持ち、文字通り「会計を分ける」ことを指します。

英語では "split the bill" と訳されることが多いですが、西洋の「それぞれ自分の分を払う(Go Dutch)」とは異なり、日本では 全員が均等に支払う のが一般的です。これは、誰がいくら払うべきかで気まずくならないようにするためであり、日本の「和(わ)」を大切にする文化の一部とも言えます。

例えば、4人でレストランに行き、合計12,000円だった場合、1人3,000円ずつ支払う のが割り勘の基本ルールです。たとえ1人が高い料理を頼んでも、均等に支払うのが一般的です。

割り勘の英語表現

  • 「Let's split the bill.」(割り勘にしよう。)
  • 「Shall we split the check?」(割り勘にする?)
  • 「We’re splitting the bill evenly.」(割り勘で払っています。)
  • 「Let’s go Dutch.」(それぞれ自分の分を払おう。)← これは割り勘とは少し違う!

「折半(せっぱん)」 は2人で50/50に分けることを意味しますが、割り勘は人数に応じて割る という点で異なります。ただし、年長者が多めに支払う場合や、カップルが2人分をまとめて支払う場合など、状況に応じて調整されることもあります。

日本で食事をするときに 「割り勘」 の概念を理解しておくと、スムーズに会計でき、文化の違いによる誤解を防ぐことができます!

参考

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