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偶然か実力か?『まぐれ』を英語で表現する方法

ヒロシとエミリーが休憩を取りながら期末試験について話しています。ヒロシは経済学の試験で良い結果を出したが、それが「まぐれ」だったと感じているようだ。この言葉の意味をエミリーに説明する流れになった。


ヒロシ: あー、やっと休憩だ。この前の経済学の試験、めっちゃ疲れたけど、結果が出たんだよね。

エミリー: え、結果どうだったの?ヒロシ結構頑張ってたじゃん。

ヒロシ: いや、それがさ…めっちゃ良かった!でも、なんていうか、「まぐれ」だよ。

エミリー:まぐれ」?それどういう意味?知らない言葉だなぁ。

ヒロシ: うーん、どう説明しよう…「偶然」みたいな感じで、実力じゃなくて運だけで良い結果が出ることかな。

エミリー: あー、分かったかも。「運だけ」ってことね。ネガティブな感じ?

ヒロシ: うん、ちょっとネガティブなニュアンスが多いかな。でも、謙遜するときにも使うよ。「あの試験

はまぐれだった」って言えば、「俺の力じゃなくて、たまたまだよ」って感じになる。

エミリー: なるほど。英語だと何て言うかな・・・・・。

ヒロシ: エミリーなら知ってるでしょ!教えてよ。

エミリー: うーん…多分、一番近いのは"fluke"かな。「たまたまうまくいった」って感じ。たとえば、「I passed the test by a fluke.」って言うよ。

ヒロシ: あ、いいじゃん!それ使いたい。「I passed the test by a fluke!」で合ってる?

エミリー: うん、完璧!でもね、「まぐれ」のニュアンスは他にもいろいろあるよ。「stroke of luck」とか「dumb luck」も使える場合がある。

ヒロシ: おお、それぞれどう違うの?

エミリー: 「stroke of luck」はもっとポジティブ。たまたま良いことが起きたときに使う感じだよ。たとえば、「Winning the lottery was a stroke of luck.」(宝くじが当たったのは幸運だった)みたいに。

ヒロシ: へえ、それも便利そうだね。で、「dumb luck」は?

エミリー: 「dumb luck」はちょっと自虐的で、「完全に運だけ」ってニュアンス。たとえば、「It wasn’t skill—it was just dumb luck.」(スキルじゃなくて、ただの運だった)みたいに言うと、「実力じゃないよ」って強調できる。

ヒロシ: あー、なるほどね!自分で言うときに良さそうだな。「俺、本当にまぐれだったんだ」みたいな感じで。

エミリー: うん、まさにそれだよ!でも、ヒロシ、本当に「まぐれ」なの?試験のためにちょっとは勉強してたでしょ?
ヒロシ: まあ…ちょっとだけどね。でも正直、範囲の当たり方が良かっただけなんだよな。
エミリー: それでも、少しは努力してたんだから全部運じゃないと思うよ!努力も含めての結果なんだよ、きっと。

ヒロシ: ありがとう、そう言ってもらえるとちょっと安心する。でも次は「まぐれ」じゃなくて、実力で勝ちたいな。

解説

「まぐれ」は、日本語で「偶然に良い結果が出ること」を意味しますが、「実力ではなく運が良かっただけ」というネガティブなニュアンスを含む場合が多いです。以下のようにポジティブにもネガティブにも使われます。

例文:

  1. 「試験に受かったのはまぐれだ。」
    (I passed the exam by a fluke.)
  2. 「あのゴールはまぐれだったよ。」
    (That goal was a fluke.)
  3. 「まぐれでも結果が良ければ嬉しいよね。」
    (Even if it’s a fluke, it’s nice to get good results.)

英語での「まぐれ」の表現

英語にはいくつか「まぐれ」に近い言葉があります。ニュアンスや場面によって使い分けるのがポイントです。

  1. Fluke
    「たまたまうまくいった」という意味で、最もカジュアルに使える表現。
    • "That goal was a fluke."(あのゴールはまぐれだった。)
  2. Stroke of luck
    「たまたま起きた幸運」を表します。ポジティブでフォーマルなニュアンスがあります。
    • "Winning the lottery was a real stroke of luck."(宝くじが当たったのは本当に幸運だった。)
  3. Lucky break
    「思いがけない幸運」や「成功のきっかけ」を指します。
    • "She got a lucky break when she was hired without much experience."(経験がほとんどないのに採用されたのは幸運だった。)
  4. Dumb luck
    「完全に運だけ」という自虐的なニュアンスを含む表現。
    • "It wasn’t skill—it was just dumb luck."(スキルじゃなくて、ただの運だった。)
  5. Serendipity
    ロマンチックでフォーマルな表現。「思いがけない幸運」や「偶然の発見」を指します。
    • "It was pure serendipity that we met on that train."(その電車で私たちが出会ったのは純粋な偶然だった。)
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