ヒロシとエミリーが大学のカフェで話をしています。
エミリー:こうやって学校に来ることを「通う」って日本語で言うわね。でも、他にも「通う」って使うわよね。例えば、会社に通うとか。
通うっていうのは、「行く」ということなのかな? つまり、「行く」の代わりに使ってもいいってこと。 「今日は映画を見に通った」みたいに。
ヒロシ:いや、通うって言うのは行くとは同じ意味では使わないな。確かに行くことには代わりはないけれど、「通う」には定期的に同じ場所に行くという意味が含まれているんだ。だから、たとえば「今日は映画を見に通った」とは言わないな。
エミリー:なるほど。つまり、一回きりの行動じゃなくて、何度も通うことを意味するのね。だから、「学校に通う」とか「会社に通う」って言うのね。
ヒロシ:その通り。でも「行く」は単純に場所に向かうことだから、一回だけの行動でも使えるんだ。たとえば「今日は映画を見に行った」なら、これは「通う」じゃなくて「行く」だね。
ヒロシ:そうそう。「ジムに通う」とか「病院に通う」とかも使うんだ。習い事なんかでも「ピアノ教室に通う」みたいに使うしね。
エミリー:じゃあ、「通う」はある程度の継続性や習慣が必要ってことね。
ヒロシ:そうだね。「通う」って言うと、「そこに通っている」って聞くだけで、「その人がその場所に慣れている」って印象を与えることもあるんだ。
エミリー:日本語では、学校でも会社でも、ジムでも通うっていう見たいけど、英語だと同じではないわね。
ヒロシ:行く場所によって変わるということ?
エミリー:そうね、例えば学校だったら"attend school" を使うわね。
「I attend school five days a week.(私は週に5日学校に通っています)」という感じよ。
ヒロシ:なるほど、学校は「attend」を使うんだね。
エミリー:そう。会社の場合は "commute to work" という表現が自然ね。
「He commutes to work by train every day.(彼は毎日電車で会社に通っています)」みたいに使うわ。
ヒロシ:会社だと「commute」なんだね。習い事やジムだとどう?
エミリー:ジムや習い事の場合は "go to" を使うのが普通ね。たとえば、
「I go to the gym three times a week.(私は週に3回ジムに通っています)」とか、
「She goes to piano lessons every Saturday.(彼女は毎週土曜日にピアノ教室に通っています)」という感じ。
ヒロシ:ふむふむ。だから「attend」「commute」「go to」って、それぞれ使う場所が違うんだね。
エミリー:そうなのよ。英語だと、「通う」に当たる表現が場所によって変わるから、そこが難しいところね。
まとめ
1. 通学(つうがく)
- 例文:
- 毎日電車で通学しています。(I go to school by train every day.)
- 英語:attend school, go to school
2. 通勤(つうきん)
- 例文:
- 彼は車で通勤しています。(He commutes to work by car.)
- 英語:commute to work
3. 通院(つういん)
- 例文:
- 毎月一度、病院に通院しています。(I visit the hospital once a month.)
- 英語:visit the hospital regularly, make regular hospital visits
その他の「通う」に似た表現の工夫
「通学」「通勤」「通院」以外の訪問には、特定の動詞(attend, commute, visit)が存在しない場合もあります。そのような状況では、汎用的な"go regularly" という表現が便利です。
- 例文:
- I go to the gym regularly.(私は定期的にジムに通っています。)
- She goes to that café regularly.(彼女はそのカフェによく通っています。)