エミリー: ヒロシ、この前「続ける」を英語で言おうとして、何て言ったらいいかわからなくなったって言ってたけど、どういうことだったの?
ヒロシ: そうなんだよ。「続ける」は日本語だと簡単なのに、英語にしようとしたら「continue」とか「keep on」とか「carry on」とか、たくさんの言い方があって、どれを使えば正しいのか困っちゃったんだ。
エミリー: そうね。英語だと「続ける」にもいろいろな状況に合わせた表現があるの。それを使い分けるのが難しいかもしれないね。
ヒロシ: たとえば、仕事を続けるときは何て言うの?
エミリー: 仕事をそのまま続ける場合は、「continue」が一番しっくりくるわね。
例文: "Please continue working on this project."(このプロジェクトを続けてください。)
ヒロシ: じゃあ、「keep on」とか「carry on」はどう違うの?
エミリー: 「keep on」は、日常的な行動の繰り返しを意味することが多いの。ちょっとしつこいニュアンスが含まれる場合もあるわよ。
例文: "He keeps on asking questions."(彼は何度も質問をし続ける。)
ヒロシ: keep~というのも続ける?
エミリー: 「keep」は維持や保つという意味に重点があって、「状態」を維持する場面で使われるわね。一方で、「keep on」は、行為をしつこく続けるというニュアンスがあり、動作の繰り返しや継続を表して、そのため、「keep on」には「on」によって動作が続くイメージが加わり、単なる維持ではなく「行動の継続」を強調するって感じかな。
ヒロシ: なるほど。じゃあ、クイーンの「Bohemian Rhapsody」という歌知っているよね、あの歌詞の中に「carry on」って繰り返すところがあるんだけど、あれはどういう意味なの?
エミリー: あの歌詞では、「carry on」が困難があっても続ける、という意味で使われているのよ。粘り強さや覚悟のニュアンスが込められているわね。だから、「keep on」よりも重い感じになるの。
例文: "Carry on, as if nothing really matters."(何も気にせずに続けていこう。)
ヒロシ: じゃあ、「keep on」はもっと軽い感じで、同じ場面では合わないんだね?
エミリー: その通り。「carry on」は、特に困難な状況やあきらめずに進むときに使うわ。でも、日常の簡単なことに使うと少し大げさに感じることがあるの。だから、文脈によって「carry on」か「keep on」を使い分けるのよ。
ヒロシ: なるほど……。それで、他にも「続ける」って使い方があるんだよね?
エミリー: そうそう。たとえば、「stick with」は「あきらめずに続ける」という意味で使うの。挑戦を続ける場面によく合うわ。
例文: "If you stick with it, you’ll get better."(続けていれば上手くなるよ。)
ヒロシ: じゃあ、「continue」は一般的で、「keep on」は繰り返し、「carry on」は困難を超える感じで、「stick with」はあきらめないってことか。英語だと場面に合わせてちゃんと使い分けなきゃいけないんだね。
エミリー: そうなのよ!こういう細かいニュアンスの違いがあるから、慣れるのが大事なのよね。日本語でもそうだけど。頑張ってね、ヒロシ
英語表現 | 意味 | 主な使い方 | 例文 |
---|---|---|---|
continue | 一般的な「続ける」 | フォーマルな場面や中断なく続ける際 | Please continue with your work.(仕事を続けてください) |
keep on | 繰り返し、しつこく続ける | 日常的な行動や繰り返しを表現 | He keeps on asking questions.(彼は質問をし続ける) |
carry on | 困難があっても続ける | 逆境でもあきらめずに行動を続ける際 | Carry on, as if nothing really matters.(何も気にせずに続けていこう) |
stick with | あきらめずに続ける | 挑戦を続ける際や途中でやめないよう促す際 | If you stick with it, you’ll get better.(続けていれば上手くなるよ) |