ヒロシ: エミリー、「バズる」って英語の "buzz" から来てるんだよね?でも、英語の "buzz" って、どういう意味なの?
エミリー: そうよ。「buzz」って、もともとは蜂が飛ぶときの「ブンブン」って音を表す言葉なの。そこから派生して、人々がひそひそ話している様子や、何かが話題になってざわついている状態も表すようになったの。
ヒロシ: なるほど。「buzz」って蜂の羽音が元なんだね。それが人の噂にまで広がったんだ。
エミリー: そうなの!たとえば「There’s a buzz about the new movie.」って言ったら、「その新作映画が話題になっている」って意味になるわ。
ヒロシ: じゃあ、英語の「buzz」はネットだけじゃなくて、リアルの世界でも使えるんだね。
エミリー: そう、リアルでも使えるの。たとえば、レストランのオープン前に「新しいお店がすごく話題になってる」なんて言うときも「buzz」を使うのよ。
ヒロシ: でも、日本語の「バズる」はSNSとかネットに特化してるよね。
エミリー: そうね。日本語の「バズる」は、ネット上で何かが急速に拡散することに使うことが多いわね。たとえば、人気のツイートや動画が短期間で一気に拡散される現象を「バズった」って言うでしょ?
ヒロシ: うんうん。「この動画、バズったからフォロワーがめっちゃ増えた!」とか、そんな感じで使うね。
エミリー: そうそう。それに近い英語の表現だと「go viral」があるわ。「viral」はもともと「ウイルス性の」って意味なんだけど、SNSでは「ウイルスのように急速に広がる」って意味になるの。
ヒロシ: あ、だから「The video went viral.」って言うんだね。「その動画が爆発的に拡散された」っていう意味か。
エミリー: その通り!ただ、英語の「viral」はポジティブな意味だけじゃなくて、ネガティブな内容にも使えるの。たとえば、炎上した投稿が広まるときにも「go viral」って言うわ。
ヒロシ: たしかに、SNSではネガティブなこともバズることがあるもんね。
エミリー: そうなの。だから、「viral」や「バズる」を使うときは、内容が良くても悪くても拡散される可能性があることを覚えておくといいわ。
ヒロシ: なるほどね。じゃあ、「buzz」と「go viral」の違いは、話題の広がり方とか対象によって変わる感じかな?
エミリー: そうね。「buzz」は、噂話や期待感がじわじわと広がるイメージで、ネットに限らずリアルの世界でも使うわ。「go viral」は、ネット上で急速に広まる現象に特化しているわね。
ヒロシ: それぞれのニュアンスがわかってきたよ。ありがとう、エミリー!
英語表現 | 意味 | 使用例 |
---|---|---|
buzz | 蜂の羽音、噂、期待感 | "There’s a buzz about the new restaurant." |
go viral | ネットで急速に拡散する | "The video went viral overnight." |
viral | ウイルス性の、急速に広がる | "Her tweet went viral." |
viral marketing | 口コミによる拡散マーケティング | "The campaign used viral marketing." |
まとめ
- "buzz" の本来の意味は、蜂の羽音から派生し、人々がざわざわと話題にする様子や期待感を表します。リアルの世界でもネットでも使え、商品や映画などの期待感を表現するのにぴったりです。
- 日本語の「バズる」 は、「buzz」から派生した言葉ですが、ネットやSNSで急速に拡散される現象に特化して使われます。
- "go viral" は、「バズる」に最も近い英語表現で、SNSやインターネット上での拡散を意味しますが、ポジティブな話題だけでなく、炎上のようなネガティブな拡散にも使われます。
- また、医療の文脈での「viral infection」のように、「viral」はもともと「ウイルス性」を意味する言葉です。
- また、マーケティング分野では"viral marketing" という手法があり、消費者の口コミやシェアを利用して商品やサービスを広める戦略を指します。
「バズる」という日本語は、英語の “buzz” に由来し、ネット上で急速に拡散されることを指します。英語では、「go viral」 という表現が同じような意味で使われますが、英語の “buzz” は噂や期待感が高まる場面でも幅広く使われます。
このように、「バズる」はもともと英語から来ていますが、日本語ではネットの拡散を特に指す表現として独自の進化を遂げたと言えます。