ヒロシ:父親がね、今まで乗っていた車を買い替えるんだってさ。今乗っている車を「下取り」にすれば、そんなにお金がかからないんじゃないか。なんて言って、先週、ディーラーに車見に行ったんだ。そしたら今乗っている車がボロでさ、「下取り」価格が低くて、随分と文句を言っていたよ。来週また違う車屋にいくらしいよ。どこに行っても同じだと思うんだけどね・・・。
エミリー:ヒロシのパパが、車を買い替えるんだ。今乗っている車を引き取ってもらう代わりに安くなるのね。
ヒロシ:そう、「下取り」っていうのは結局、今の車を買取ってもらうということと同じだね。新しいクルマの価格から引くことになるんだけどね。
エミリー:へぇ~、そういうのが「下取り」って言葉なのね。
ヒロシ:そうだよ、車を買う時は結講使う言葉だね。「下取り」って。アメリカにもあるでしょ、こういう仕組み。
エミリー:あるわ。英語では「Trade-in」って言うの。日本と同じように、古い車を引き取って、その価値を新しい車の価格から差し引くのよ。
ヒロシ:「Trade-in」か。じゃあ、日本の「下取り」とほとんど同じ仕組みだね。でも、査定ってどうするの? 査定はつまり、価格を判断してもらうことなんだけど。
エミリー:なるほど、それを「査定」というのね。それは、英語では「appraisal」って言うのよ。「Trade-in appraisal」って表現もよく使われるわ。年式や走行距離なんかで「appraisal value」が決まると、パパも言ってたわ。
ヒロシ:エミリーのパパも同じだね。査定の結果次第で、どれだけお得に買い替えられるかが決まるわけだよね。
"My father had his car appraised by a dealer to trade it in for a new one, but since the offer was too low, he plans to visit another dealer next week." こんな感じかな。
エミリー: バッチリよ。『ヒロシのパパは、車を買い替えるためにディーラーで査定をしてもらったが、安すぎるので他のディーラーに来週行くつもりだ。』という感じね。
まとめ
日本とアメリカの「下取り(Trade-in)」の仕組みは、基本的に同じです。古い車をディーラーに引き取ってもらい、その価値を新しい車の購入価格から差し引く方法です。ただし、アメリカでは、車の売買において中古車の取引が非常に活発で、消費者同士の直接取引やリースの利用も一般的です。これに対して、日本では新車市場が強く、ディーラーを通じた取引が主流です。
さらに、日本では全国共通の車検制度があり、定期的な安全点検が義務化されています。一方、アメリカでは、車の維持管理はユーザーの責任であり、州ごとに異なる規制があります。多くの州では排ガス検査や安全検査が求められるものの、日本のように厳密な車検は存在しません。そのため、アメリカではDIYでのメンテナンスが一般的であり、整備工場の利用も多いです。