エミリー: あれ、ヒロシ!大丈夫?インフルエンザにかかったって聞いたけど。
ヒロシ: うん、本当にインフルエンザだったよ…。病院で検査したら「インフルエンザA型ですね」って言われた。
エミリー: ああ、そっか。でも、だいぶ元気そうに見えるけど?
ヒロシ: 先週は休んでたからね。めっちゃ熱が高かったけど、病院のインフルエンザの薬を飲んだから熱は下がったよ。
エミリー: 薬が効いてよかったね。ワクチンを打った?
ヒロシ: いや、忙しくてタイミングを逃したんだよね…。エミリーはワクチン打った?
エミリー: もちろん!アメリカでも毎年打ってたし、日本に来ても同じだよ。インフルエンザのワクチンを打つと、重症化しにくいって言うしね。
ヒロシ: うん、それは分かってたんだけどね…。もう少し気をつければよかった。ところで、英語では「インフルエンザにかかる」ってどう言うの? 風邪と同じでcatch a cold みたいに、catch the fluとか。
エミリー: 「catch the flu」とも言えるけど、もっとよく使われるのは 「come down with the flu」 かな。「come down with」は「病気にかかる」っていう意味だよ。
ヒロシ: ふむふむ。「come down with」って他の病気にも使える?
エミリー: もちろん!例えば、「風邪をひいた」なら 「come down with a cold」 だし、「胃腸炎にかかった」なら 「come down with a stomach bug」 とか言えるよ。
ヒロシ: なるほどね。じゃあ、「彼女はインフルエンザにかかって家で休んでいる」って言いたいときは?
エミリー: 「She came down with the flu and is resting at home.」 って言えばいいよ。
ヒロシ: おお、簡単そう!インフルの薬で熱が下がったのはどう言うの?
エミリー: 「The medicine helped bring down the fever.」 って言えるね。「bring down」で「下げる」って意味だから。
ヒロシ: ああ、そうか。「bring down」ってそういう使い方もできるんだね。
エミリー: そうそう。今回はいい教訓になったね。来年はちゃんとワクチンを打とうね!
ヒロシ: うん、エミリーみたいに早めに打っとくよ。ありがとう!
解説
「come down with」 は「(病気に)かかる」「発症する」という意味で使われる表現です。インフルエンザや風邪、その他の病気など、体調を崩したときに使います。日常会話で非常によく使われる表現なので覚えておきましょう。
また、「Catch the flu」 や 「Come down with the flu」 は、「インフルエンザにかかる」を表現する英語の一般的な言い方です。
- Catch は「感染経路」に注目しているニュアンスがあり、誰かからもらったり感染したことを示唆します。
- Come down with は、病気の「発症」に焦点を当てた表現で、現在その病気にかかっていることを指します。
例文
- インフルエンザにかかる場合
- I came down with the flu last week.
(先週インフルエンザにかかった。)
- I came down with the flu last week.
- 風邪をひいた場合
- He came down with a cold after the party.
(彼はパーティーの後に風邪をひいた。)
- He came down with a cold after the party.
- 胃腸炎や軽い病気の場合
- She came down with a stomach bug.
(彼女は胃腸炎にかかった。)
- She came down with a stomach bug.
- ワクチンを打つ場合
- I got a flu shot last month to avoid getting sick.
(先月インフルエンザの予防接種を受けて病気を防いだ。)
- I got a flu shot last month to avoid getting sick.
風邪(a cold)とインフルエンザ(the flu)の違い
- a cold(風邪)
→ 加算名詞として扱われ、1つの具体的な「風邪のケース」を指す。- 例: I caught a cold. (風邪をひいた。)
- the flu(インフルエンザ)
→ 不可算名詞として扱われ、特定の「インフルエンザ」という病気全体を指す。- 例: I caught the flu. (インフルエンザにかかった。)
風邪は「1回の風邪」として数えられるため a を使い、インフルエンザは特定の病気名として the を使います。
「インフルエンザ」はアメリカでは使われない
- 日常会話では「flu」が一般的
英語では「インフルエンザ」をほぼ 「flu」 と略して言います。- 例:
- I caught the flu. (インフルエンザにかかった。)
- Do you have flu symptoms? (インフルエンザの症状がありますか?)
- 例:
- 「influenza」はフォーマル・医学的な場面で使用
医療関係者や公式な文脈では「influenza」が使われることもありますが、日常会話ではほとんど登場しません。- 英語の発音: インフルーエンザ(ɪn.fluˈɛn.zə)
- 例:
- Influenza type A is spreading rapidly this year.
(今年はインフルエンザA型が急速に広がっています。)
- Influenza type A is spreading rapidly this year.
- 日本語の「インフルエンザ」の発音は通じにくい
日本語独特の「インフルエンザ」という発音は、英語話者には通じないことが多いです。正しい発音を意識するか、日常会話では「flu」を使うのが確実です。
結論
- 日常会話では「flu」を使えば確実に通じます。
- フォーマルな場面で「influenza」を使う場合、英語の発音に注意が必要です。
- 日本語の「インフルエンザ」という発音では、英語話者には伝わらないことが多いので注意しましょう。