
ヒロシは卒業シーズンを迎え、先輩から送別会に誘われた。日本では送別会は職場や学校などさまざまな場面で行われるが、アメリカにも同じような文化があるのか気になった。そこで、エミリーに聞いてみることに。ちょうどエミリーも、留学を終えて帰国する友達のために送別パーティーを計画していたので、タイムリーな話題だった。
ヒロシ: 先輩から「送別会」に誘われたんだけど、アメリカにも送別会ってあるの?
エミリー: 実は、私も今週末、友達のためにパーティーを開く予定なんだ。
ヒロシ: そうなんだ!日本では送別会って学校だけじゃなくて、職場でもよくあるんだよ。退職する人や転勤する人のために開かれることが多いかな。
エミリー: へぇ、職場でもやるんだね。アメリカでも、同僚が転職、するときに小さな送別ランチをすることはあるけど、日本みたいに「送別会」として開くことは少ないかも。
ヒロシ: ところで、日本では学生の送別会も、会社の送別会も、どんな場合も「送別会」って言うんだけど、英語では全部同じ言い方をするの?
エミリー: うーん、基本的には「farewell party」って言えば伝わるけど、職場の場合は「farewell lunch」や「farewell dinner」って言うこともあるかな。あと、もっとカジュアルに「going-away party」や「send-off party」って言うこともあるよ。
ヒロシ: なるほど!日本語だと、どんな送別会でも「送別会」だから、ちょっと違いがあって面白いね。
エミリー: そうだね!アメリカの送別パーティーは、もっとカジュアルなことが多いかな。みんなで集まって、食べ物を持ち寄ったり、ゲームをしたりして楽しむ感じ。
ヒロシ: それは楽しそう!エミリーのパーティーもそんな感じ?
エミリー: うん、ピザとかお菓子を用意して、写真を撮ったり、思い出話をしたりするつもり。あと、みんなでメッセージを書いたアルバムをプレゼントしようと思ってるんだ。
ヒロシ: いいね!日本でも、寄せ書きをプレゼントすることがあるよ。最後に思い出を形に残せるのって、すごくいいよね。
エミリー: そうそう!送別会って、お別れするだけじゃなくて、「今までありがとう!」って気持ちを伝える大事な時間だよね。
ヒロシ: うん、俺も先輩にちゃんと感謝の気持ちを伝えよう。
エミリー: それが一番大事!いい送別会になるといいね!
解説
今回のテーマは「送別会」。日本では職場や学校で、退職・転勤・卒業などの節目に開かれることが多い。一方、アメリカでも送別の文化はあるが、形式ばった「送別会」というよりは、カジュアルなパーティーが主流。
また、日本語ではどんな場合でも「送別会」というが、英語では場面に応じて違う言葉を使うことがある。例えば:
- farewell party(一般的な送別会)
- farewell lunch/dinner(職場での送別会)
- going-away party(カジュアルな送別会)
- send-off party(誰かを送り出すためのパーティー)
例文
- The school held a farewell reception for the retiring teachers.
(学校は退職する先生たちのために送別会を開いた。) - We arranged a send-off party for our exchange student before she returned home.
(留学生が帰国する前に送別会を開いた。) - Our office organized a farewell lunch for a coworker who got a new job.
(同僚が転職するので、職場で送別ランチを開いた。) - They threw a going-away party for their friend moving to another state.
(友達が別の州に引っ越すので、送別パーティーを開いた。)
このように、英語では状況に応じて適切な言葉を使い分けることが多い。
「送別会」を英語で説明する
Soubetsukai(送別会) – A farewell party. In Japan, a soubetsukai is held to say goodbye to someone who is leaving a company, school, or group. It usually involves a gathering with speeches, gifts, and sometimes drinking.
送別会(そうべつかい)とは、日本で退職・転勤・卒業などの際に開かれるお別れの会。スピーチやプレゼント、飲み会の形で行われることが多い。