今年のお盆の帰省を諦めることにしました。普段なら実家に帰って家族と過ごすのが恒例ですが、今年は自宅で過ごすことに決めました。その代わりに、自宅の庭に生い茂った雑草を抜くことにしました。暑い夏の日差しの下、ブチブチと雑草を引っこ抜き始めました。
毎年のように、どれだけ抜いても抜いてもまた生えてくるしつこい雑草。今年も変わらず、しつこく庭を占領しているようです。中には、今まで見たことがないような種類の雑草も混じっています。
これまで「雑草」という一括りにしていましたが、よく調べてみれば、それぞれの雑草にちゃんと名前がつけられているのかもしれません。植物の種類に詳しければ、庭に生えている草木ももっと興味深く見えるのかもしれませんね。
ちなみに、「雑草」という言葉は、英語では weeds といいます。これは偶然知っていたのですが、「雑草を抜く」という動作を表す英語を考えると、すぐには思い浮かびませんでした。そこで調べてみたところ、いくつかの表現が見つかりました。
まず、「抜く」という動作を強調する場合には dig up という表現が使えます。
例えば、「I need to dig up the weeds in my garden.」(庭の雑草を掘り起こす必要がある)というふうに使います。また、もう少し一般的な意味で「除く」ことを表す場合には get rid of もよく使われるようです。「It's time to get rid of the weeds before they take over the lawn.」(芝生を覆ってしまう前に雑草を取り除く時間だ)というように、雑草が広がる前に除去するニュアンスが伝わります。
さらに、「pull up」という表現もあります。こちらは「引き抜く」という意味で使われることが多く、例えば「I spent the afternoon pulling up weeds.」(午後は雑草を引き抜いて過ごしました)というふうに使います。「pull up」は、どちらかというと物理的に草を引っ張る動作を具体的にイメージさせる表現です。
また、面白いことに「草むしり」という行為そのものを英語で言うと weed という動詞を使います。「weed」という言葉は名詞として「雑草」を意味しますが、動詞として使うと「草を取る、草むしりをする」という意味になります。たとえば、「I need to weed the garden.」(庭の草むしりをしなければならない)といった具合です。このように、英語でも表現方法が一つだけではなく、状況に応じて使い分けができることがわかります。
英語を勉強していると、特定の日本語に対応する英語表現がいくつもあることに気付かされます。特に生活に密着した動作や日常的な表現については、現地の人が実際にどのように使うかを知らなければ、ニュアンスを完璧に伝えるのは難しいかもしれません。日本語の感覚で合うと思った英語表現が、実際には微妙にニュアンスが異なることも多々あります。
さて、雑草を抜く作業をしているうちに、ふと「こうなったら、もう生えてこないように除草剤を使ってみようか?」と考えました。
またわからない単語、「除草剤」を英語で何というのか、調べますと、除草剤は herbicide と言います。これも新しく覚えた単語です。もしアメリカや他の英語圏で暮らしていたら、ホームセンターやガーデンショップで除草剤を買うときに「Where can I find herbicides?」(除草剤はどこにありますか?)と尋ねることができるでしょう。
英語学習の中では、このように日常生活に関連する新しい単語やフレーズを覚えることが重要であると考えます。実際に使う機会があるかどうかは別として、知識として蓄えておくことで、いざというときに役立つことが多いと思います。また、異なる表現のニュアンスを理解することで、より自然な英語のコミュニケーションが可能になります。
結局のところ、雑草の手入れも英語の学習も、根気よく続けることが大切です。雑草がまた生えてきたとしても、適切な対策を講じることで美しい庭を維持することができますし、英語も継続して学習することで少しずつ上達していきます。お盆の帰省を諦めた分、こうした小さな作業を通じて、新しい知識とスキルを得ることができたと感じています。