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「おごる」を英語でどう言う?食事代を払う状況で使う表現
おごるは英語でなんていうのでしょう

エミリーとヒロシは日本にあるハンバーガーショップ、マクドナルドに来ています。

エミリーはアメリカでもマクドナルドに何度も行っていますが、日本のマクドナルドは円安の影響でとても安く感じます。また、アメリカと比較すると日本のマクドナルドの方が美味しく感じます。
ヒロシが「今日は僕がおごるよ」と言うと、エミリーは「何?」と不思議そうに尋ねます。


ヒロシ:今日は僕がおごるよ

エミリー:おごる?それってどういう意味?

ヒロシ:「おごる」っていうのは、誰かのためにお金を払ってあげることだよ。今日は僕がマクドナルド代を払うってこと。

エミリー:ああ、なるほどね。英語だと「It’s on me」とか「I’ll treat you」とか「I got it」って言うわね。カジュアルな言い方では「I got it!」がよく使われるかな。「心配しなくていいよ、私が払うから」って感じ。

ヒロシ:へえ、「I got it」って言うんだ。カジュアルでいいね。

エミリー:そうだよ。でもね、「I'll pick up the tab」って言うのもあるの。これはレストランとかでよく使われる、ちょっとフォーマルな言い方かな。

ヒロシ:英語にもいろんな表現があるんだね。

エミリー:そうだね。「treat」っていうのも、「誰かにごちそうする」っていう意味で使われるんだ。「I’ll treat you to lunch today!」みたいに。

ヒロシ:ああ、じゃあ、今日僕が君にマクドナルドをおごった場合は、「I’m treating you to McDonald’s today.」って言えばいいんだね。

エミリー:そうそう、それで合ってるよ!完璧。

ヒロシ:そういえば、「おごる」にはもう一つ意味があって、過信や高慢さ、それからその結果としての油断を意味することもあるんだ。たとえば、「おごれる平家は久しからず」という言葉が『平家物語』にあるんだよ。

エミリー: 知っているわ、平家物語、内容はまだ良くわからないけど。過信して自分が一番だって思いすぎると、いつか失敗するってことよね。フランスのルイ16世や、皇帝ネロみたいに日本以外にも似たような話は多くあるわね。高慢さと贅沢で失脚したっていう話しよね。

ヒロシ:そうだね。ルイ16世も最終的には断罪されたし、平家も同じように滅びたんだ。

エミリー:それならこういう言い方もできるね。「He became overconfident and arrogant, and that's why he failed.」って感じかな。でも、「overconfident」と「arrogant」だけでは、日本語の「おごる」って完全に表せない気がするわ。この言葉には、ただ自信過剰や偉そうになるだけじゃなく、その後に失脚や失敗が含まれている感じがするの。

ヒロシ:そうそう。「おごる」って言葉には、単に偉そうにしているだけじゃなくて、その結果として悪いことが起こるってニュアンスがあるんだよ。だから、英語では単語だけじゃなくて、文脈の中でそれを感じさせる必要があるかもね。

エミリー:そうね。例えば、彼が自分の会社であまりにも「overconfident」になっていた場合、そしてその結果として失敗した場合、「He became overconfident and arrogant, and that’s why he failed.」って言えるわ。でも、「おごる」って言葉はこの2つの単語だけで表現しきれないと思うのよね。その言葉には、「失敗や転落を予感させるニュアンス」がもっと含まれているみたい。

ヒロシ:そうだね。確かに、「おごる」には単に自信過剰や高慢になるだけでなく、その結果として何か悪いことが起こる予感が含まれている。だから、単語で表すよりも、そういう文脈の中で感じさせる必要があるんだと思う。

エミリー:やっぱり単語じゃなくて、文章でその意味を伝えないといけないかもね。「He became overconfident and arrogant, and that’s why he failed.」みたいに言えば、「おごる」のニュアンスが伝わるんじゃないかな。

ヒロシ:うん、そうだね。「おごる」は単語じゃなくて、そうやって文脈の中で意味が感じられるものだと思う。日本語の言葉って奥が深いね。

ということで、奢るの話しが付いたところでマック、食べようか?

エミリー:奢ってくれてありがとう!

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