
大学のカフェでコーヒーを飲みながら、ヒロシとエミリーは授業中の出来事について話している。ヒロシは授業中に気が散ってしまった理由をエミリーに説明し、「貧乏ゆすり」についての会話が始まる。エミリーは「貧乏ゆすり」という言葉を聞いたことがなく、意味を尋ねる。そして、その英語表現についても話が広がる。
ヒロシ: さっきの授業、斜め前に座ってたやつが「貧乏ゆすり」してて、めっちゃ気になったんだよね。気が散るんだよ。
エミリー: えっ、「貧乏ゆすり」?「貧乏」はわかるよ、"poor"ってことでしょ?でも、「ゆすり」って?
ヒロシ: 「ゆすり」は「揺する」、つまり「揺らす」ってこと。「貧乏ゆすり」は、足を小刻みに揺らす動作のことを言うんだ。よく椅子に座ってるときに無意識にやる人がいるよね。
エミリー: なるほどね。でも、なんで「貧乏」ってつくの?お金と関係ある?
ヒロシ: うーん、直接関係はないけど、昔の日本では、落ち着きがなくて貧乏な人がする癖だと思われてたらしい。だから「貧乏ゆすり」っていう名前になったんだって。
エミリー: そうなんだ、それ面白いね。で、この動作を英語で言うと……?
ヒロシ: うーん、なんて言うんだろう?「足を揺らす」?
エミリー: いくつか表現があるよ。「jiggling one's leg」とか「bouncing one's knee」とか。「shaking one's leg」も使うけど、それはもうちょっと大きな動きのときかな。
ヒロシ: へぇ、いろいろ言い方があるんだな。
ヒロシ: そういえば、アメリカでは「貧乏ゆすり」ってどんなイメージなの?日本だとあんまり良くない印象があるけど。
エミリー: うーん、日本みたいにマナーが悪いって言われることは少ないかも。でも、「落ち着きがない」とか「緊張してる」って思われることはあるかな。あと、「fidgeting」(そわそわ動くこと)って言って、最近は健康にいいっていう話もあるよ。
ヒロシ: えっ、そうなの?
エミリー: うん、座りっぱなしよりも血流がよくなるから、ちょっとした運動になるらしいよ。アメリカでは「fidgeting」はむしろポジティブにとらえられることもあるんだよね。
ヒロシ: へぇ、貧乏ゆすりが体にいいなんて意外だな。でもやっぱり、目の前でやられると気になるよ……。
エミリー: それはわかる(笑)。
解説
今回の会話では、「貧乏ゆすり」について話しました。「貧乏ゆすり」は、日本では「落ち着きがない」「行儀が悪い」といったネガティブな印象がありますが、最近の研究では健康に良い側面もあることが分かってきています。
また、「貧乏ゆすり」の英語表現として以下のものが出てきました。
- jiggling one's leg(足を小刻みに揺らす)
- bouncing one's knee(膝を上下に揺らす)
- shaking one's leg(足を揺らす、大きな動きも含む)
- fidgeting(そわそわ動くこと、落ち着きなく動くこと)
これらの表現を使えば、「貧乏ゆすり」を英語で説明することができます。日本語の「貧乏ゆすり」のようにネガティブなニュアンスはあまりなく、特に「fidgeting」は最近では健康面での利点が注目されています。
「貧乏ゆすり」を英語で説明する
Binbō yusuri(貧乏ゆすり)
This refers to the habit of jiggling or bouncing one’s leg while sitting. It is often considered a nervous habit or a sign of restlessness in Japan. The term literally translates to "poor shaking," originating from the idea that poor people were thought to have restless habits.
日本語訳:これは座っているときに足を小刻みに揺らしたり、膝を上下に動かしたりする癖のことを指します。日本では落ち着きがない行動として見られることが多いです。この言葉は「貧乏(binbō = poor)」+「ゆすり(yusuri = shaking)」という語源を持ち、昔は貧乏な人が落ち着きなく動くと考えられていたことからきています。