エミリー:まったく、やすこったら何をするにも、はっきりしないのよね。この前も皆で夏休みに旅行へ行こうと集まったときに、はっきりと自分の意見は言わないし、人の意見に賛成も、反対もするわけでもないし、もうイライラしちゃうわ。
ヒロシ:そういう人、いるよね。そんな人にピッタリの言葉を教えてあげる。
エミリー:ぜひ教えて。
ヒロシ:それはね、「優柔不断」って言葉さ。日本語では四字熟語と言われる言葉のひとつなんだ。
優柔不断は、日本語で「決断力が欠けている」「物事をすぐに決められない」という性格や行動を指すんだ。
エミリー:まさにやすこじゃない。 でも、アメリカだってそういう人はたくさんいるわ。
英語だったら・・・・『indecisive』と言ったり、『hesitant』とも言うし、『waver』とも言えるわ。」
該当する英語表現と例文
1. Indecisive(優柔不断な、決断力がない)
- 意味:何かを決めるのが苦手で、重要な場面でも決断を下せない性格や行動を指します。
- 例文:"She’s always so indecisive about where to eat."
日本語訳:「彼女はいつもどこで食べるか決められない。」 - ニュアンス:性格や習慣として、物事を決めるのが苦手な人を表現するのに使います。
2. Hesitant(ためらいがちな、一時的に決断できない)
- 意味:一時的にためらったり、迷ったりする状態。必ずしも性格全体ではなく、特定の状況で使われます。
- 例文:"He was hesitant to accept the job offer."
日本語訳:「彼はその仕事のオファーを受けることをためらっていた。」 - ニュアンス:一時的な迷いを強調したい場合に使います。
3. Waver(心が揺れる、迷う)
- 意味:複数の選択肢の間で心が揺れて、決断に至れない状態。
- 例文:"She kept wavering between two dress options for the party."
日本語訳:「彼女はパーティーのためのドレスを2つの選択肢の間で迷い続けていた。」 - ニュアンス:選択肢の間で気持ちが揺れる状態を表し、決断力のなさを指します。
エミリー:「英語だったら『indecisive』と言ったり、『hesitant』とも言うし、『waver』とも言えるわ。一番近いのは『indecisive』ね。特に性格を表すときにはぴったりの表現よ。」
ヒロシ:「そうなんだ。でも『waver』とか『hesitant』みたいな、具体的な場面で使う表現もあるんだね。」
エミリー:「そうなの。たとえば『He kept wavering between two options.(彼は2つの選択肢で迷い続けた)』みたいに使うわね。」
ヒロシ:「日本語の『優柔不断』と英語の表現って、似てるところもあれば微妙に違うところもあるんだね。」
まとめ
- Indecisive は性格や習慣的な優柔不断を示します。
- Hesitant は一時的なためらいや迷いを指します。
- Waver は選択肢の間で心が揺れる様子を強調します。
このように、日本語の「優柔不断」は「indecisive」に最も近いですが、状況によっては「hesitant」や「waver」を使い分けることが自然です。