pickup
「行ってきます」は英語でなんて言う:出かける時のフレーズ
行ってきますは英語でなんていうのでしょう。

エミリー: ヒロシ、日本でよく「行ってきます」って言うけど、あの習慣って良いわ。ただ「出かけるよ」っていう意味だけじゃない気がするわ。

ヒロシ: そうだね。「行ってきます」は、「これから出かけるけど、必ず戻ってくるよ、よろしくね。」という意味が込められてるんだよ。単なる外出の報告だけじゃなくて、家族や仲間に「無事に帰るよ」という約束の意味もあるんだ。

エミリー: なるほど。それに、残る人は「行ってらっしゃい」って返してくれるよね。「気をつけてね」っていう感じで、温かいわ。

ヒロシ: そうだね。このあいさつを交わすことで、送り出される側も安心できるし、家族とのつながりを感じられるんだよ。

英語ではどう表現する?

エミリー: 英語だとどう言えばいいのかな?うーん…「I'm leaving」とか「See you later」かな。でも、何か違う気がするわね。

ヒロシ: そうかもね。英語だとそういうあいさつは、ただの別れの言葉だったり、単に外出を伝えるだけだったりするんじゃない?

エミリー: そうなの。「See you later」は「またね」って意味が強くて、「行ってきます」みたいに「必ず戻るよ」というニュアンスはないのよね。それに、家族の中でも必ずあいさつするわけじゃないし。

「行ってきます」と文化の違い

エミリー: 日本では「行ってきます」と「行ってらっしゃい」を交わすのが、日常の一部になってるよね。お互いを気遣う感じがして、なんだかいいなあ。

ヒロシ: そうだね。出かける人と残る人の間で、自然と安心感が生まれるあいさつだからね。特に家族の絆を感じられるところが日本らしいと思う。

エミリー: アメリカだと、家を出る時はあまりそんなあいさつしないもの。せいぜい「See you later」か、忙しい時は無言で出ちゃうことも多いからね。

ヒロシ: なるほどね。やっぱり文化の違いだね。日本の「行ってきます」には、ただの言葉以上に、温かい気持ちが含まれているんだ。

エミリーの経験

エミリー: そういえば、日本に来たばかりの頃、ホストファミリーに「行ってきます」って言ったら、すごく喜んでくれたのよ。「日本人みたいだね」って言われて、ちょっとうれしかったわ。それ以来、毎回ちゃんと言うようになったの。

ヒロシ: それは素敵な話だね。「行ってきます」を使えるようになると、日本の生活がもっと楽しく感じられると思うよ。

会話まとめ

アメリカでは、普段の外出に対して定型のあいさつをする文化はあまりないため、忙しい朝や短時間の外出では無言で家を出ることも珍しくありません。ただし、必要に応じて「See you later!」「Take care!」といった軽いあいさつを交わすこともあり、状況に応じて使い分けています。

日本の「行ってきます」のような帰宅を前提にした温かいあいさつは、アメリカではあまり重視されていないため、文化の違いを感じる部分です。この違いは、家族との関係性や個人主義の価値観が背景にあると考えられます。日本では、家族や仲間とのつながりを大切にする価値観があるため、こうしたあいさつが日常的に使われるのです。

一見さりげない「行ってきます」というあいさつですが、その背後には「出かけるけれど必ず戻る」という安心感や、「気をつけて行ってきてね」という思いやりの心が込められています。こうしたあいさつの積み重ねが、日本では日常生活の温かさを作り出しているのかもしれません。

おすすめの記事