「指を挟む」を英語でどう言う?日常の動作や事故に関する英語フレーズ |
昨日、エミリーはドアに指をはさんでしまった様子です。
そのことをヒロシに伝えました。
エミリー:私の住んでいるところは、ずいぶん古い日本風の家なの。父の友人の家ということでお世話になっているんだけど、昭和の初めの頃建ったお屋敷だそうよ。その家、ドアが横に動くところがあって、それが中々スムーズに動かないから、ちょっと力をいれて閉めたら、指をドアとドアの間で挟んでしまったのよ。
ヒロシ:あー、今の家にはそういうタイプのドアは少なくなってるね。日本の文化を知るチャンスではあるけど、災難だったね。
エミリー:確かにそうね。今度から気をつけるわ。
ヒロシ:ところで、エミリー「指を挟む」って良く知ってたね。
エミリー:家の人が、そう言っていたから。こういう時は挟むって言うんだと憶えたわ。
ヒロシ:痛い思いをしたから忘れないね。
ところで、痛い思いをしたついでに、「挟む」っていろいろな時に使われるんだ。
それを教えてあげようか?
エミリー:うん、頼むわ。
- 物を挟む
- 書類をクリップで挟む
クリップで紙などを留める動作。 - サンドイッチを作るのは挟む
パンの間に具材を挟む。
- 書類をクリップで挟む
- 時間や出来事を挟む
- 休憩を挟む
会議や作業の途中で短い休憩を取る。 - 2時間を挟んで会議を行う
何かの途中に2時間の時間を入れる。
- 休憩を挟む
- 体の一部を挟む
- 指をドアに挟む
何かの間に指を挟んでしまう。
- 指をドアに挟む
- 話を挟む
- 意見を挟む
会話や議論の途中に自分の意見を差し込む。 - 冗談を挟む
真面目な話の途中に軽い冗談を入れる。
- 意見を挟む
- 間に挟む
- 本にしおりを挟む
本のページの間にしおりを入れる。 - ドアの隙間に紙を挟む
ドアとドア枠の間に紙を入れる。
- 本にしおりを挟む
という感じかな。
エミリー:挟むのは指だけじゃないのね。
ヒロシ:日本語だと、「挟む」という感じと読みは「はさむ」で同じだけど、物、時間、話、など形のあるもの、無いものも「挟む」という表現を使うね。エミリー、挟むの例を英語にしてみてよ、色々な意味の「挟む」のイメージができると思うよ。
エミリー:わかったわ。
まず、
物を挟む
- 書類をクリップで挟む
"Clip the documents together."
(書類をクリップで挟む。) - サンドイッチを作る
"Make a sandwich." / "Put the filling between the slices of bread."
(サンドイッチを作る。 / パンの間に具材を挟む。)
時間や出来事を挟む
- 休憩を挟む
"Take a break in between."
(休憩を挟む。) - 2時間を挟んで会議を行う
"Hold a meeting with a two-hour break in between."
(2時間を挟んで会議を行う。)
体の一部を挟む
- 指をドアに挟む
"Catch your finger in the door."
(指をドアに挟む。)
話に挟む
- 意見を挟む
"Interject your opinion."
(意見を挟む。) - 冗談を挟む
"Insert a joke."
(冗談を挟む。)
間に挟む
- 本にしおりを挟む
"Place a bookmark in the book."
(本にしおりを挟む。) - ドアの隙間に紙を挟む
"Put the paper between the door and the frame."
(ドアの隙間に紙を挟む。)
という感じかな。
ヒロシ:やっぱり、日本語の「挟む」のように同じ言葉で表現するわけじゃないね。
エミリー:そうね、この前の「かける」じゃないけど、こういう日本語結構あるのね。
ヒロシに教えてもらわなければ、挟むのは指だけだと思ってしまうわ。
ヒロシ:はははは、笑ってごめん。痛い思いをしたのにね。 こういう日常のことでより日本を知ることができると思うよ。