エミリーとヒロシは大学のキャンパス内にある中庭で、昼休みを楽しみながら会話をしている。ヒロシが最近会った先輩について話し始め、その中で「あの人にはオーラを感じる」という表現を使ったことから、二人は「オーラ」の意味や英語との違いについて議論を始めた。
ヒロシ: 昨日、先輩と話す機会があったんだけどさ、すごく印象的だったんだよね。その人には、なんていうか…「オーラ」があるっていうかな、近くにいるだけで特別な存在感を感じるというか。
エミリー: へえ、そうなんだ。「オーラがある」って、すごく日本語でもよく聞く表現だよね。でも、英語でそのまま「aura」って言うと、少し違うニュアンスになる気がする。
ヒロシ: そうなの?「オーラ」って英語から来た言葉でしょ?だったら同じような感じで通じるんじゃないの?
エミリー: 確かに英語にも「aura」って言葉はあるけど、英語ではもっとスピリチュアルな意味で使われることが多いかな。「エネルギー場」とか「その人の周りにある見えない雰囲気」みたいな。たとえば、「She has a calming aura.(彼女には落ち着くオーラがある)」って言ったら、その人の雰囲気やエネルギーが落ち着いている、という感じになるよ。
ヒロシ: へえ!じゃあ、日本語みたいに「特別な存在感がある」っていう意味で「オーラ」を使うのは、英語だとちょっと違う感じ?
エミリー: そうだね。英語で「存在感がある」とか「目を引く人」を表現したいときには、別の表現を使うことが多いかな。たとえば「She has a commanding presence.(彼女には圧倒的な存在感がある)」とか「He stands out in a crowd.(彼は人混みの中でも目立つ)」っていう感じ。どちらも、その人が特別で注目を集めるような雰囲気を持っていることを表しているよ。
ヒロシ: なるほどね!「存在感がある」っていうのは「aura」だけじゃ伝わらないんだな。でもさ、「オーラ」ってやっぱり日本語として使いやすいよね。言っただけでみんな分かってくれるし。
エミリー: そうそう!日本語の「オーラ」は便利だと思う。でも、英語で「aura」って言うと「スピリチュアルな雰囲気」みたいな意味になるから、少し注意が必要かな。場合によっては「mystical aura(神秘的なオーラ)」みたいに、何か不思議な力がある雰囲気を表すこともあるよ。
ヒロシ: なるほどね!じゃあ、英語で「あの先輩にはオーラを感じる」って言いたいときは、どう表現したらいい?
エミリー: 例えば、「That senior has a commanding presence.(あの先輩には圧倒的な存在感がある)」とか、「I was drawn to their charisma.(その人のカリスマ性に引きつけられた)」って言うと自然だと思う。あと、「They really stand out.(本当に目立つ存在だ)」もいいかも!
ヒロシ: うわー、いろんな言い方があるんだね。英語って細かいニュアンスを表現するのにいろんなフレーズが必要なんだな。
エミリー: そうだね。でも、ヒロシが説明してくれた「オーラ」の感覚はすごく分かりやすかったよ!日本語のまま「オーラ」って言っちゃいたくなる気持ちも分かる。
ヒロシ: エミリーの英語の表現も参考になったよ!これからはその違いを意識して使い分けられそう。
解説
- オーラ (aura)
- 日本語の「オーラ」: 特別な存在感や雰囲気を表す便利な表現。
- 英語の「aura」: スピリチュアルな意味合いが強く、「エネルギー場」や「見えない雰囲気」を指すことが多い。
- 英語での表現例
- "She has a calming aura."
(彼女には落ち着くオーラがある。)- スピリチュアルな雰囲気やエネルギーを感じる表現。
- "She has a commanding presence."
(彼女には圧倒的な存在感がある。)- 存在感が強く、人々の注意を引く様子を表す。
- "He stands out in a crowd."
(彼は人混みの中でも目立つ。)- 周りの中で特に目立つ存在であることを表す。
- "I was drawn to their charisma."
(その人のカリスマ性に引きつけられた。)- カリスマ性や魅力に惹かれる様子を表す。
- "She has a calming aura."
- 英語で「オーラ」に近い使い方
- "They have a magnetic aura."
(彼らには引きつけられるようなオーラがある。)- 少しスピリチュアルなニュアンスを含みつつ、魅力的で特別な存在感を伝える表現。
- "They have a magnetic aura."