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「因果応報」報いは返ってくる:行動の指針となる英語フレーズ

ヒロシは先日、先輩のゼミの課題のミスをカバーしてあげるつもりでしたが、どこからかそれが教授に伝わり、叱責を受けた様子です。ヒロシは、まあ「因果応報」だねとエミリーに伝えます。

エミリー: ヒロシ、今「因果応報」って言ったよね?どういう意味なの?

ヒロシ: ああ、「因果応報」か。簡単に言うと、「自分の行いが原因となって、最終的に自分に返ってくる」っていう意味だよ。良いことをすれば良い結果が返ってくるし、悪いことをすれば悪い結果が返ってくるってこと。

エミリー: へえ、なるほどね。じゃあ、さっきの話とどう関係があるの?

ヒロシ: 先輩の話だよね?あの先輩、ゼミの課題をやらないでうまく逃げ切ろうとしてたんだけど、どこからか教授にバレて、結局めっちゃ怒られたんだよ。だから、「まあ、因果応報だね」って言ったわけ。

エミリー: なるほど!先輩が課題をサボったことが「因(原因)」で、教授に怒られたことが「果(結果)」ってことか。

ヒロシ: そうそう!まさにその通り。日本の仏教とか道徳の考え方にも関係していて、「善い行いをすれば善い報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがある」っていう考え方なんだよね。

エミリー: それって、英語の「what goes around comes around」に似てるかも!

ヒロシ: え?それってどういう意味?

エミリー: 直訳すると「巡り巡って戻ってくる」って感じかな。つまり、自分の行動がいつか自分に返ってくるっていう意味。だから、因果応報とすごく似てるよ。たとえば、誰かに親切にしたら、いつか誰かが自分に親切にしてくれるかもしれないし、逆に悪いことをしたら、いつか自分が痛い目に遭うかもしれないっていう考え方。

ヒロシ: おお、それは分かりやすいな!実際にどうやって使うの?

エミリー: 例えば…「He treated his friends badly, and now he has no one to rely on. What goes around comes around.(彼は友達にひどい扱いをしていたから、今は頼れる人がいない。因果応報だね。)」っていう感じかな。

ヒロシ: なるほど!じゃあ、先輩の話も「What goes around comes around.」って言える?

エミリー: うん、言えるよ!「He tried to get away without doing his assignment, but the professor found out and scolded him. What goes around comes around.(彼は課題をやらずに逃げようとしたけど、教授にバレて叱られた。因果応報だね。)」って言えばいいよ。

ヒロシ: おお、めっちゃピッタリじゃん!やっぱり英語にも似た表現があるんだね。

エミリー: うん、似たような考え方があるのは面白いよね。ちなみに「karma」って言葉も似てるよ。仏教やヒンドゥー教の「カルマ」から来ていて、「自分の行いが未来に影響を与える」っていう意味なんだ。

ヒロシ: 「カルマ」って英語でもそのまま使うんだ!

エミリー: そうだよ!例えば、「If you always help others, good karma will come your way.(いつも人を助けていたら、良いカルマが巡ってくるよ。)」っていう感じで使えるよ。

ヒロシ: へえ、面白い!「因果応報」も「what goes around comes around」も「karma」も、結局同じ考え方なんだな。

エミリー: そうだね!文化が違っても、共通する考え方があるのって面白いよね。

ヒロシ: うん、めっちゃ勉強になったよ!ありがとう、エミリー!

エミリー: こちらこそ、ヒロシの説明が分かりやすかったよ

解説

1. 因果応報(いんがおうほう)
→ 自分の行いが結果となって返ってくること。

2. What goes around comes around.
→ 「因果応報」に近い英語表現。自分の行動は巡り巡って自分に返ってくるという意味。

  • He treated his friends badly, and now he has no one to rely on. What goes around comes around.
    (彼は友達にひどい扱いをしていたから、今は頼れる人がいない。因果応報だね。)
  • He tried to get away without doing his assignment, but the professor found out and scolded him. What goes around comes around.
    (彼は課題をやらずに逃げようとしたけど、教授にバレて叱られた。因果応報だね。)

3. Karma(カルマ)
→ 仏教やヒンドゥー教の概念で、「自分の行いが未来に影響を与える」という考え方。

  • If you always help others, good karma will come your way.
    (いつも人を助けていたら、良いカルマが巡ってくるよ。)

「因果応報」を英語で説明する。

"Ingaouhou" (因果応報) is a Japanese phrase that means "what you do will eventually come back to you." It expresses the idea that good actions bring good results, while bad actions bring bad consequences. This concept is deeply rooted in Buddhist and moral teachings in Japan, emphasizing that one's behavior determines their future outcomes.

For example, if someone is always kind and helps others, they might receive kindness in return in the future. On the other hand, if someone deceives or harms others, they may eventually face negative consequences because of their actions.

This idea is similar to the English phrase "What goes around comes around," which also means that actions—whether good or bad—will eventually return to the person who performed them. Another related term is "karma," which originates from Hinduism and Buddhism and refers to the spiritual principle that past actions affect one's future.


「因果応報」は、「自分の行いが最終的に自分に返ってくる」という意味の日本語の表現である。良い行いをすれば良い結果が返り、悪い行いをすれば悪い結果が返ってくるという考え方を表している。この概念は日本の仏教や道徳の教えに深く根付いており、自分の行動が未来を決定するということを示している。

例えば、誰かが常に親切で人を助けていると、将来的に親切にされることがあるかもしれない。一方で、人をだましたり傷つけたりすると、やがて自分も悪い結果に直面する可能性がある。

この考え方は、英語の "What goes around comes around" に似ており、良い行動でも悪い行動でも、最終的に自分に戻ってくるという意味を持っている。また、仏教やヒンドゥー教に由来する "karma"(カルマ)という言葉も関連しており、過去の行いが未来に影響を与えるという考え方を表している。

参考

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