
ヒロシとエミリーは、ゼミの飲み会に参加している。みんな楽しく話していたが、途中で同じゼミのタカシとユウタの間でちょっとした言い合いが始まった。タカシがユウタの意見に対して、「いや、それは間違ってるよ」と強めの口調で否定したせいか、場の空気が微妙になってしまった。エミリーは「なんかちょっと気まずい?」とヒロシに聞くと、「タカシの言い方が角が立つ感じだったからかな」と答える。エミリーはその表現を知らなかったので、詳しく聞いてみることにした。
エミリー: ねえ、さっきまで楽しかったのに、なんかちょっと気まずい感じがするね?
ヒロシ: うん…タカシの言い方がちょっと角が立つ感じだったからかな。
エミリー: 「角が立つ」ってどういう意味?
ヒロシ: うーん、言い方がストレートすぎて、相手を不快にさせたり、人間関係がギスギスするような感じかな。例えば、今みたいに「それは間違ってる」って強く言われると、ちょっとカチンとくることもあるよね?
エミリー: なるほど…つまり、相手に不快な印象を与えるってこと?
ヒロシ: まあ、そうだね。柔らかく言えば問題ないけど、ズバッと言いすぎると、関係が悪くなっちゃうことがあるんだよね。
エミリー: 英語だと「cause conflict」とか「create tension」みたいな表現があるわよ。
ヒロシ: たぶん近いと思う!たとえば、「もっと考えてから発言したほうがいいよ」って言うのと、「お前の考え、全然ダメだよ」って言うのでは、後者のほうが角が立つでしょ?
エミリー: なるほどね。じゃあ、「角を立てないように話したほうがいいよ」って言える?
ヒロシ: うん、言えるよ!「角を立てないように言う」とか、「角が立たない言い方をする」とかも自然かな。
エミリー: 了解!私も気をつけないと、知らないうちに角が立つ話し方しちゃうかも。
ヒロシ: エミリーはいつも優しい言い方してるから大丈夫だよ!
解説
「角が立つ」は、人間関係がギスギスするような発言や態度を表す表現です。特に、ストレートすぎる言い方や、攻撃的な発言をしたときに使われます。例えば、「会議で部長の発言が角が立って、みんな黙ってしまった」というように、場の空気が悪くなったときによく使われます。
英語では、"cause conflict"(対立を引き起こす) や "create tension"(緊張を生む) に近い意味ですが、文脈によっては "rub someone the wrong way"(人を不快にさせる) という表現も使えます。
例文:
- 彼の言い方はいつも角が立つから、もう少し柔らかくしたほうがいい。
(His way of speaking always creates tension, so he should soften it a bit.) - 角を立てずに意見を言うのは難しいこともある。
(It's sometimes difficult to express opinions without causing conflict.)
「角が立つ」を英語で説明する
Kado ga tatsu(角が立つ)
This phrase literally means "corners stand up," but it is used to describe situations where someone's words or actions create tension, cause conflict, or make a relationship awkward. It often refers to speaking too directly or harshly, leading to discomfort or disagreement.
Example:
- 彼の発言が角が立って、場の空気が悪くなった。
(His comment created tension and made the atmosphere awkward.)
日本語訳:
「角が立つ」は、発言や態度によって人間関係がギスギスしたり、場の雰囲気が悪くなることを表す表現です。特に、ストレートすぎる言い方や攻撃的な発言をしたときに使われます。