大学の図書館で課題をしていると、エミリーが突然「ヒック!」としゃっくりをし始めた。しばらく様子を見ていたヒロシだったが、なかなか止まらない。エミリーは困った顔をして、しゃっくりが止まらないことに悩んでいる様子だ。するとヒロシは突然、「ワッ!」と大きな声を出した。驚いたエミリーは目を丸くするが、しゃっくりは止まらなかった…。
エミリー: ちょっと!びっくりした!何するのよ!
ヒロシ: いや、しゃっくりには驚かせるのがいいって聞いたことあるからさ。昔からの方法だよ。
エミリー: うーん…でも、効かなかったよ?
ヒロシ: そうみたいだな…。
エミリー: でもね、私けっこうしゃっくりが出やすいのよね。たまになるんだけど、なかなか止まらないこともあるの。
ヒロシ: そうなんだ。じゃあ、普段どうやって止めてるの?
エミリー: アメリカではいくつか方法があるけど、有名なのは「息を止める」ことかな。
ヒロシ: 息を止める?
エミリー: そう!深く息を吸って、そのまましばらく止めておくの。30秒くらいかな?それで、肺の中の二酸化炭素の量が増えると、横隔膜の痙攣(けいれん)が収まるって言われてるんだよ。
ヒロシ: なるほど。でも、それって結構苦しくない?
エミリー: ちょっとね。でも効果があることが多いよ。他にも、コップの水をゆっくり飲むとか、砂糖を舐めるとか、ストローで水を飲む方法もあるよ。
ヒロシ: 砂糖?それは初めて聞いたな。
エミリー: そうなの。砂糖を舐めると、神経の働きが変わってしゃっくりが止まるって言われてるの。
ヒロシ: ところで、「しゃっくり」って英語で何て言うの?
エミリー: hiccup(ヒカップ) って言うよ。例えば、「しゃっくりが止まらない」は "I can't stop hiccuping." って言えるね。
ヒロシ: へえ、「hiccuping」って言うんだ。発音がちょっとかわいいな。
エミリー: そうだね。あと、しゃっくりが出たときには「I have the hiccups.」とも言えるよ。
ヒロシ: 「hiccups」って複数形なんだ?
エミリー: そう!英語では「しゃっくり」を単数じゃなくて、複数形で言うことが多いんだよ。
ヒロシ: じゃあ、今試すならどれがいい?
エミリー: うーん…とりあえず息を止めてみる!…(深呼吸して息を止める)…ふぅ!あ、止まったかも!
ヒロシ: おお、すごい!こっちの方法のほうが効いたな。
エミリー: ね!でもびっくり作戦も、いつか効くかもしれないよ?
ヒロシ: そうだな。じゃあ、今度またしゃっくりが出たら、もう一回試してみる?
エミリー: ええ!? やめてよ! 場所とタイミングを考えて!
解説
1. しゃっくりに関する英語表現
- hiccup(ヒカップ):「しゃっくり」
- "I have the hiccups."(しゃっくりが出ている)
- "I can't stop hiccuping."(しゃっくりが止まらない)
2. しゃっくりの対処法に関する表現
- "Hold your breath for 30 seconds."(30秒間息を止めて)
- "Drink a glass of water slowly."(コップ一杯の水をゆっくり飲んで)
- "Try swallowing a spoonful of sugar."(スプーン一杯の砂糖を飲み込んでみて)
「横隔膜」は英語で "diaphragm"(ダイアフラム) と言います。
例えば、しゃっくりに関する説明で使うと:
- "Hiccups are caused by involuntary contractions of the diaphragm."
(しゃっくりは横隔膜の不随意な収縮によって引き起こされる。) - "Taking a deep breath can help relax the diaphragm."
(深呼吸をすることで横隔膜をリラックスさせるのに役立つ。)
「しゃっくり」を英語で説明する
Syakkuri" is called "hiccups" in English. It happens when the diaphragm, the muscle that helps you breathe, suddenly tightens. This makes the vocal cords close quickly, creating the "hic" sound. Hiccups usually go away by themselves, but some ways to stop them include holding your breath, drinking water, or swallowing sugar.
(しゃっくりは英語で "hiccups" と言います。これは、呼吸を助ける筋肉である横隔膜が突然収縮することで起こります。その結果、声帯が素早く閉じて「ヒック」という音が出ます。しゃっくりは普通、自然に止まりますが、息を止める、水を飲む、砂糖を飲み込むなどの方法で止めることができます。)