
ヒロシとエミリーは大学の講義を終え、駅へ向かって歩いていた。途中、赤十字の献血車を見かけた。ヒロシはこれまで献血をしたことがなく、エミリーにアメリカでの献血事情を尋ねることにした。
ヒロシ: あ、献血の車があるね。僕はまだ、献血ってやったことないんだ。健康診断の血液検査もいやでさ・・・。
エミリー:えー! 怖がりね。「献血」って英語なんて言うかわかる?英語では「Blood donation」ていうのよ。動詞としては「donate blood」や「give blood」を使うね。
ヒロシ: なるほど。donation というのは寄付だよね。血液の寄付ってことだね。エミリーは献血したことあるんだ。
エミリー: もちろん。アメリカでは何度かあるよ。でも、日本に来てからはまだないわね。アメリカではblood drives(献血キャンペーン)が頻繁に開催されていて、学校や職場でも行われることが多いんだ。
ヒロシ: へぇ、そうなんだ。日本でも献血はあるけど、そこまで頻繁じゃない気がするな。アメリカでは献血すると何か特典とかあるの?
エミリー: そうだね。献血者にはTシャツやギフトカードがもらえることが多いよ。さらに、税金の控除が受けられる場合もあるんだ。
ヒロシ: えっ、税金の控除もあるの?それはすごいね。日本では献血後にお菓子やジュースがもらえるくらいだって聞いたことがあるけど。
エミリー: そうなんだ。アメリカでは特典が多い分、献血への参加意欲が高まるのかもしれないね。
ヒロシ: なるほど。ところで、この献血の車って英語で何て言うの?
エミリー: bloodmobileって呼ぶよ。アメリカでも街中やイベントで見かけることが多いかな。
ヒロシ: そうなんだ。アメリカの方が献血が盛んなのは、そういう特典や税制の違いも関係しているのかもね。
エミリー: うん、そうかもしれないね。でも、どの国でも献血は誰かの命を救う大切な行為だから、もっと多くの人に参加してほしいな。
ヒロシ: そうだね。俺も今度、献血してみようかな。
エミリー: ぜひ!一緒に行こうよ。
解説
今回の会話では、「献血」の英語表現と、日本とアメリカにおける献血文化の違いについて話しました。
- 「献血」は英語で「blood donation」といい、動詞としては「donate blood」や「give blood」を使います。
- アメリカでは、blood drives(献血キャンペーン)が頻繁に開催され、献血者にはTシャツやギフトカードなどの特典が提供されることが多いです。さらに、税金の控除が受けられる場合もあり、これらの特典が献血への参加意欲を高める要因となっています。
- 一方、日本では献血後にお菓子やジュースが提供されることが一般的です。
- 「献血車」は英語でbloodmobileと呼ばれ、アメリカでも街中やイベントで見かけることが多いです。
また、献血とは異なりますが、アメリカでは血漿(プラズマ)を提供することで報酬を受け取るシステムも存在します。これは製薬会社などが運営するプラズマセンターで行われており、提供者は金銭的な報酬を受け取ることができます。
取り上げられた言葉を英語で説明する
Kenketsu (献血) – "Kenketsu" means blood donation. It refers to the voluntary act of giving one's blood to help those in need, such as patients undergoing surgery or those with certain medical conditions.
日本語訳
「献血」とは、自身の血液を必要としている人々、例えば手術を受ける患者や特定の医療状態にある人々を助けるために、自発的に血液を提供する行為を指します。
取り上げられた言葉は日本語能力試験(JLPT)N2に該当します。