エミリーは大学の近くのコンビニで購入したサンドイッチを持って、ヒロシの隣に座りました。早速、エミリーはサンドイッチの包装に書いてある「消費期限」という言葉が気になり、ヒロシついて質問します。
エミリー: ねえ、ヒロシ、ちょっとこのサンドイッチの「消費期限」って書いてあるじゃない。似たような言葉に「賞味期限」というのもあるわよね。どう違うの?
ヒロシ: あ、確かにわかりにくいよね。えっと、「消費期限」はその日を過ぎたら食べたらダメ、危ないよっていう期限のことだよ。例えば、このサンドイッチみたいに、生ものとかすぐ悪くなるものに付いてるんだ。
エミリー: ああ、安全に食べられる期限ってことね。じゃあ「賞味期限」は?
ヒロシ: 「賞味期限」は…なんて言えばいいかな。「一番おいしく食べられる期間」ってことかな。期限を過ぎても安全には問題ないことが多いけど、味や品質が落ちるかもしれないんだ。
エミリー: なるほどね。アメリカでは、「消費期限」に近いのはExpiration Dateって言うわ。食品が安全じゃなくなる可能性がある日を示すものね。
ヒロシ: Expiration…なんだっけ?エクス…
エミリー: Expiration Date。たとえば牛乳とかサンドイッチ、お肉なんかに使われるよ。期限が切れたら食べないほうがいいの。
ヒロシ: ああ、じゃあ日本の「消費期限」と似てるね!じゃ、「賞味期限」は英語で何て言うの?
エミリー: それはBest Before Dateって言うかな。「この日までが一番おいしいよ」って意味で、安全性はそんなに関係ない場合が多いかな。スナック菓子とか冷凍食品によく使われてるわ。
ヒロシ: へえ、アメリカも2つに分かれてるんだね。どっちが多いの?
エミリー: うーん、「Best Before Date」のほうが多い気がするわね。でもね、アメリカではそんなに期限を気にしない人もいるの。「ちょっと匂いを嗅いでみて、大丈夫そうなら食べる」って(笑)。まあ、アメリカ人すべてじゃないけどね。
ヒロシ: 匂いで判断か(笑)。日本人はどっちかって言うと、期限をすごく気にする人が多いね。特に「消費期限」は絶対守らないといけないって思う人が多いよ。
エミリー: そうなのね。これからスーパーで食品を買うときは、消費期限と賞味期限をちゃんと見てみるわ。教えてくれてありがとう、ヒロシ!
解説
賞味期限と消費期限は日本とアメリカで似た概念がありますが、英語表現では少し違いがあります。以下にそれぞれの英語での表現と特徴をまとめます。
賞味期限 (Best Before Date)
賞味期限は、食品が「最もおいしく食べられる期間」を示します。この期限を過ぎても保存状態が良ければ食べられることが多いです。
- 英語での定義:
The date that indicates the period when the product is at its best quality.
(製品が最も品質の良い状態である期間を示す日。) - 例: カップラーメン、スナック菓子、缶詰、ペットボトル飲料など。
例文:
- This chocolate is still safe to eat after the best before date.
(このチョコレートは賞味期限を過ぎても食べられます。) - The best before date focuses on quality, not safety.
(賞味期限は品質に焦点を当てています。)
消費期限 (Expiration Date)
消費期限は、食品が「安全に食べられる期限」を示します。この期限を過ぎた食品は、健康に害を及ぼす可能性があります。
- 英語での定義:
The date that indicates when the product is no longer safe to consume.
(製品が安全に消費できなくなる日を示す。) - 例: 弁当、生肉、豆腐、サンドイッチなど。
例文:
- Do not eat food after the expiration date.
(消費期限を過ぎた食品は食べないでください。) - Expiration dates are about safety, not quality.
(消費期限は品質ではなく、安全性に関するものです。)
ポイントまとめ
- 賞味期限 (Best Before Date): 「おいしさの保証」。期限を過ぎても安全な場合が多い。
- 消費期限 (Expiration Date): 「安全性の保証」。期限を過ぎたら食べるべきではない。
日本とアメリカで若干の違いはありますが、英語表現を覚えておけば海外旅行や国際的な場面でも役立ちます。