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「デマ」は英語?噂や誤情報に関する英語フレーズ。
デマは英語ではありません。

最近はSNSのおかげで、誰でも簡単に情報を発信できるようになりました。エミリーはこう言います。

エミリー: 「情報が早く手に入るのは便利だけど、テレビやラジオの時代とは違って、時々信憑性に欠ける情報が多いのが気になるわ。」

ヒロシもこれに同意します。

ヒロシ: 「そうだね。でも、SNSにはいろいろなメリットもあるよね。例えば、最新のニュースやトレンドをリアルタイムで知ることができるし、友人や家族、同僚とも手軽にコミュニケーションが取れる。それに、同じ興味や専門分野を持つ人々と簡単に繋がれるから、ビジネスや趣味のネットワークを広げるのにも役立つんだ。」

エミリー: 「確かに、情報発信の自由もあるわね。個人や企業が自分の考えや作品を広く共有できるのは、大きな魅力だと思うわ。マーケティングやプロモーションにも使えるし、自分の個性やライフスタイルを表現する場としても有効よね。」

ヒロシ: 「そうだね。SNSのおかげで、多様なコンテンツにもアクセスできるようになったし、ニュース、エンターテイメント、教育コンテンツなど、さまざまな情報が手に入る。でも、その一方でデメリットも多いよ。」

エミリー: 「例えば?」

ヒロシ: 「まず、情報の信憑性に問題があるんだ。フェイクニュースやデマ、誤った情報が簡単に拡散されるリスクがあるよね。特に、悪意を持って広められる『デマ』なんかは大きな問題だ。それに、プライバシーのリスクもある。個人情報が第三者に漏洩する可能性があるし、匿名性が高い分、誹謗中傷やサイバーいじめも起こりやすいんだ。」

エミリー: 「そうね、SNSは便利だけど、依存症や時間の浪費も気をつけなきゃいけないわね。目的もなくSNSを閲覧していると、貴重な時間を無駄にしてしまうことがあるし、他人と自分を比較してストレスを感じることもあるわ。」

ヒロシ: 「その通り。さらに、デジタル疲れもあるんだ。長時間のスクリーン利用によって、目の疲れや頭痛、睡眠の質の低下なんかが起きることがある。SNSの便利さと引き換えに、こういったリスクを考える必要があるんだよ。」

エミリー: 「でも、その『デマ』って、どこから来た言葉なの?英語っぽいけど、実際には英語圏で使われていないわ。」

ヒロシ: 「実は、『デマ』は日本語として使われているけど、元々はドイツ語の『Demagogie』や『Demagoge』から来ているんだ。この言葉が日本で使われ始めたのは、1920年代から1930年代頃で、社会不安や情報の混乱が広がる中で定着したんだよ。」

エミリー: 「なるほど、そうなんだ。でも英語圏では『デマ』じゃなくて、『rumor』とか『hoax』、それから『disinformation』なんかが使われるわね。」

ヒロシ: 「そうなんだね、知らなかったよ。」


解説

偽情報に近い英語に「fake」という言葉があります。

fake news という言葉で使われるのですが、偽の情報であれば、デマに近いものですが、微妙に意味合いが違います。

「fake」という言葉は、「デマ」に近い意味を持つことがありますが、厳密には少し異なります。

**「fake」**は「偽物」や「偽造品」を指し、物や情報が本物ではないことを強調します。例えば、「fake news」は「偽ニュース」を意味し、意図的に誤解を招くために作られた虚偽のニュースを指します。

デマ」は、根拠のない噂や虚偽の情報を指し、特に意図的に広められ、人々を誤解させたり混乱させたりすることを目的としています。

そのため、「fake」は「デマ」に近い意味で使われることがありますが、「デマ」は特に社会的な影響や悪意のある誤情報に重点を置いているのに対し、「fake」はより広く、「偽物」という意味で使われることが多いです。

一見英語に思える「デマ」ヒロシはデマが英語圏では使われていないこと。エミリーはデマがドイツ語起源であることを初めて知りました。

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