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「中退」は英語で何て言う?カジュアル&フォーマルな表現

ヒロシの友達が大学を中退することになった。理由は父親の病気で、家業を手伝うためだ。卒業まで待つ余裕はないらしい。この話をエミリーにすると、彼女も驚き、残念がった。そこから「中退」を英語でどう表現するのかという話題になり、カジュアルな言い方と正式な言い方をエミリーがヒロシに教えることになった。


ヒロシ: 佐藤が大学を辞めることになった。

エミリー: えっ、本当?なんで?

ヒロシ: お父さんが病気で、お店を手伝わないといけないんだって。卒業するまで待てないらしい。

エミリー: それは大変だね…。佐藤さん、頑張ってたのに残念。

ヒロシ: そうなんだよ。俺もびっくりした。でも、家の事情じゃしかたないな。そういえば、彼のように、学校を途中で辞めるようなことを日本では、「中退」っていうんだ。正式には「中途退学」って言うんだけど、英語だとなんていうのかな?

エミリー:そうね、途中で辞めるから「中退」なのね。英語だったら、 「drop out」っていうよ。カジュアルな言い方で、「彼は大学を中退した」なら "He dropped out of college." って言う。

ヒロシ: 「drop out」か…。なんか、授業をサボるみたいな響きがあるな。

エミリー: そうだね、ネガティブな感じもある。でも、正式な表現もあるよ。「withdraw from university」や「leave university」って言えば、履歴書とかフォーマルな場面でも使えるよ。

ヒロシ: なるほど。「〇〇は家の事情で大学を中退しました」なら?

エミリー: "He withdrew from university due to family reasons." とか "He left college to help his family business." みたいに言えばいいよ。

ヒロシ: なるほど、状況に合わせて言い方を変えるんだな。

エミリー: うん。日本語でも「中退」って言うより、「やめた」って言うこともあるでしょ?

ヒロシ: たしかに。じゃあ、俺たちは大学にいられることに感謝して、佐藤の分も頑張らないとな。

エミリー: そうだね!佐藤さんも頑張ると思うから、私たちも負けずに勉強しなきゃね!

解説

今回の会話では「中退」の英語表現について学びました。

  1. カジュアルな言い方:「drop out」
    • "He dropped out of college."(彼は大学を中退した。)
    • ただし、ネガティブなニュアンスがあるので、状況によっては使い方に注意。
  2. フォーマルな言い方:「withdraw from university」や「leave university」
    • "He withdrew from university due to family reasons."(彼は家庭の事情で大学を辞めた。)
    • "He left college to help his family business."(彼は家業を手伝うために大学を辞めた。)
    • 履歴書やフォーマルな場面で使える表現。

また、ヒロシとエミリーは「大学に通えることに感謝し、佐藤の分も頑張ろう」と話しました。こうしたポジティブな考え方も大切ですね。

「中退」を英語で説明する

Chūtai(中退)

"Chūtai" means dropping out of school or university before graduation. It can be due to personal reasons, financial issues, or other circumstances. The English equivalent can be "drop out" for casual speech, while "withdraw from university" or "leave university" is more formal.

日本語訳
(「中退」とは、卒業前に学校や大学を辞めることを指します。個人的な理由や経済的な問題などが原因となることがあります。英語ではカジュアルな言い方として「drop out」、フォーマルな表現として「withdraw from university」や「leave university」が使えます。)

取り上げられた言葉は日本語能力試験(JLPT)N2に該当します。

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