(夜、ヒロシが実家で過ごしていると、隣の部屋から声が聞こえてくる。)
ヒロシ:ん?誰か話してるのかな…?この時間に誰が起きてるんだろう…?
(よく聞いてみると、それは兄の部屋から聞こえてくる。)
ヒロシ:ああ、兄ちゃんか…もしかして、寝言?久しぶりに実家に帰ってきたからリラックスしてるのかな。でも、昔から寝言多かったな。
(次の日、エミリーにそのことを話す。)
ヒロシ:ねえエミリー、昨夜、兄ちゃんが寝言を言ってたんだ。昔から寝言が多かったんだけど、実家に帰ってきたからリラックスしてるのかな?それとも逆に、実家では落ち着かないのかも?
エミリー:へえ、寝言って面白いよね。英語だと「talking in one's sleep」か「sleep talking」って言うのよ。
ヒロシ:へえ、そう言うんだね。具体的にどう使うの?
エミリー:例えば、「He often talks in his sleep.」って言うと「彼はよく寝言を言います」って意味になるのよ。もしくは「I heard her sleep talking last night.」で「昨夜、彼女が寝言を言っているのを聞きました」って感じで使えるわ。
ヒロシ:なるほど、そんな風に言うんだね。そういえば、俺は寝言を言わないんだけど、どうして寝言を言う人がいるんだろう?
エミリー:実は寝言の原因は完全には解明されてないんだけど、いくつかの要因があるのよ。例えば、睡眠の深さとか、ストレスや疲労が関係していることがあるわ。もちろん、遺伝も影響していることがあるみたいよ。
ヒロシ:なるほど…兄ちゃんも疲れてたのかな。でも、特にストレスを感じてる様子はなかったんだけど。
エミリー:それ以外にも、薬やアルコールが原因になることもあるの。お兄さんがそういうものを使ってるかはわからないけど、いずれにせよ寝言自体は大した問題じゃないわ。よくあることよ。
ヒロシ:そうなんだ。でも、寝言を言ってる時って本人は全然覚えてないんだよね?俺、寝言を聞くたびに何を夢見てるのか気になっちゃうよ。
エミリー:そうね、本人は覚えてないことがほとんどよ。でも、面白いのは英語で寝言を言う人はよく「nonsense(ナンセンス)」なことを話してるって言われるの。だから、「寝言を言うな」っていう感覚、英語でも「nonsense」に近いかもしれないわ。
ヒロシ:そうなんだ。実は日本語でも「寝言」って別の意味で使われるんだ。誰かが現実離れしたことを言ってる時に「寝言言うな!」って、ちょっとした冗談みたいな感じでツッコむことがあるんだよ。
エミリー:へえ、それ面白い!じゃあ、そういう時は英語では「Don't talk nonsense!」とか「Stop talking nonsense!」って言えばいいのね。
ヒロシ:そうそう。例えば、「そんなこと寝言言ってるんじゃないよ」って言う時は、「Stop talking nonsense like that.」って使う感じかな。
エミリー:なるほど、状況に応じて使い分けるのは面白いわね!
ヒロシ:うん、今度兄ちゃんにツッコむ時は英語でも使ってみようかな(笑)
エミリー:いいじゃない!ぜひやってみて!
解説
「寝言」という言葉は、単に「眠っている時に言う言葉」を指すだけでなく、現実離れしたことや無茶なことを言う際にも使われます。英語では、寝言は「talking in one's sleep」や「sleep talking」と表現し、例えば「He often talks in his sleep.」(彼はよく寝言を言います)や「I heard her sleep talking last night.」(昨夜、彼女が寝言を言っていたのを聞いた)などの形で使います。
一方、無茶なことを言う際に「寝言言うな!」と使う場合、英語では「Don't talk nonsense!」や「Stop talking nonsense!」が適切な表現です。このように、言葉の使い分けを理解することは、英語でのコミュニケーションをより豊かにします。