
エミリーは街で可愛い靴を見つけ、衝動買いしてしまった。しかし、翌日履いて大学まで歩いてくると足が痛くなってしまった。ヒロシはその様子を見て、靴ずれではないかと指摘し、エミリーと英語での表現について話し合う。エミリーは「靴ずれ」が水ぶくれと擦り傷で違う英語になることを教える。
ヒロシ: あれ、エミリー、なんか歩き方変だよ?大丈夫?
エミリー: うぅ、実は足が痛くて…。
ヒロシ: もしかして、その靴合わないんじゃないの?多分、「靴ずれ」だと思うよ。
エミリー: 「靴ずれ」?そう言うんだ。昨日、この靴、可愛いんで衝動買いしちゃったんだよね。
ヒロシ: どの辺が痛いの?ちょっと見せて。
エミリー: ほら、この辺が赤くなってると思う。(靴を脱いで見せる)
ヒロシ: あー、これ完全に「靴ずれ」だなぁ。これじゃ痛いよね。擦り傷になってるね。サイズが合わないんじゃないの?
エミリー: うん、そうかもね。こういうのを英語でいうとね、 "abrasion" って言うんだ。
ヒロシ: へぇ、"abrasion" か!じゃあ、もっと酷くなると、「水ぶくれ」って言って膨らむこともあるけど、そんな場合はなんていうの?
エミリー: 水ぶくれって、皮膚に水がたまるような状態でしょ。それなら、 "blister" って言うよ。
ヒロシ: なるほどね!じゃあ、「靴ずれができた」って言うときはどう言えばいいの?
エミリー: "I got a blister from my shoes." か "I got an abrasion from my shoes." って言えばOK!靴ずれでも、症状によって違うんだよ。擦れたのか、水がたまったのかで違うということね。
ヒロシ: なるほど。無理して履くともっと痛くなるよ。
エミリー: そうだよね…。でも、せっかく買ったし。
ヒロシ: 履いちゃったら交換は無理だろうし、フリマアプリで売るのはどう?大して履いてなければ、売れるんじゃない? 同じ靴のサイズ違いを買えばいいじゃん。
エミリー: たしかに!そのほうが足も痛くならないし、お金も無駄にならないね!ナイスアイデア!
解説
今回の会話では、靴ずれ(kutsuzure) の英語表現として、"blister" と "abrasion" が登場しました。これらは症状によって使い分けます。
- Blister(ブリスター)
- 摩擦によって皮膚の下に液体がたまり、水ぶくれができる状態。
- 靴ずれが水ぶくれの場合、"blister" を使います。
- 例文:I got a blister from my shoes.(靴で水ぶくれができた)
- Abrasion(アブレージョン)
- 皮膚の表面が擦れて赤くなったり、すりむけた状態。
- 靴ずれが擦り傷の場合、"abrasion" を使います。
- 例文:I got an abrasion on my heel.(かかとが擦りむけた)
「靴ずれ」「水ぶくれ」を英語で説明する
- Kutsuzure(靴ずれ): This refers to a skin injury caused by friction between shoes and the skin. It can result in either a blister (a fluid-filled bubble under the skin) or an abrasion (a scraped or irritated area without fluid).
(靴と皮膚の摩擦によってできる傷のこと。水ぶくれ(blister)になることもあれば、擦り傷(abrasion)になることもある。) - Mizubukure(水ぶくれ): This refers to a blister, a fluid-filled bubble that forms under the skin due to friction, burns, or irritation.
(摩擦や火傷などで皮膚に水がたまってできる膨らみのこと。)
「靴ずれ」「水ぶくれ」は日本語能力試験(JLPT)は以下にに該当します。
- 靴ずれ(くつずれ) - N2
- 水ぶくれ(みずぶくれ) - N3
参考:マメ
Callus(マメ): A thickened and hardened area of skin caused by repeated friction or pressure over time. Unlike blisters, calluses do not contain fluid and develop gradually.
(摩擦や圧力によって皮膚が硬く厚くなった部分のこと。水ぶくれとは異なり、内部に液体はなく、時間をかけて徐々に形成される。)