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「二枚舌」信用ならない人を英語であらわすには。

エミリーは最近、友達の言動に困惑していた。その友達は、人によって言うことが変わるのだ。ある人には「このレストランは最高!」と言っていたのに、別の人には「正直、あまり好きじゃない」と言っていた。どっちが本当なのかわからず、エミリーはモヤモヤしていた。それを聞いたヒロシはその人にピッタリの日本語があると教える。


エミリー: ヒロシ、ちょっと聞いて。最近、ある友達の言動に戸惑ってて…。

ヒロシ: どうしたの?

エミリー: その子、人によって言うことが違うのよ。この前、Aさんには「この映画、すごく面白かった!」って言ってたのに、Bさんには「全然面白くなかった」って言ってたの。どっちが本当なのかわからなくて…。人によって言う事変わるんだ、あの娘なんて思っちゃって。どう思うそういう娘。

ヒロシ: なるほどね。そういう人にピッタリの日本語があるよ、日本語では「二枚舌」って言うんだ。よ。

エミリー: 「にまいじた」?どういう意味?

ヒロシ: 直訳すると「two tongues」って意味なんだけど、要するに、状況や相手によって言うことを変える人のことを指すんだ。

エミリー: ああ、それはうまい表現ね!確かに、二枚舌があるって考えると、裏表がある感じが伝わるわ。

ヒロシ: そうそう。例えば、「彼は二枚舌を使う人だから信用できない」とかね。

エミリー: なるほど。英語ではね、「two-faced」って言うのが近いかも。「He is so two-faced.(彼はすごく二枚舌だ)」って感じで使うの。

ヒロシ: へえ、なるほどね!「face」つまり「顔」が二つあるってことか。なんか怖いな(笑)。

エミリー: そうなのよ。他にも「speaks out of both sides of his mouth」って言い方もあるわ。これは「口の両側から話す」って意味で、言うことがコロコロ変わる人を表すのよ。

ヒロシ: へえ、面白い表現だね。英語でも日本語でも、結局、そういう人は信用できないってことだな。

エミリー: ほんとよね。でも、その友達は二枚舌どころか、三枚舌かもしれないわね…(ため息)。

ヒロシ: それはもう信用ゼロだね(笑)。

解説

今回の会話では、日本語の「二枚舌」という表現について学びました。「二枚舌」とは、状況や相手によって言うことを変える人を指します。この表現は、英語の 「two-faced」「speaks out of both sides of his mouth」 に近い意味を持ちます。どちらも信頼できない人の特徴を表す言葉です。

例えば、英語では以下のように使います。

  • "I can't trust him. He is so two-faced."
    (彼のことは信用できない。彼はすごく二枚舌だ。)
  • "She always speaks out of both sides of her mouth. You never know what she really thinks."
    (彼女はいつも言うことがコロコロ変わる。本当は何を考えているのかわからない。)

「二枚舌」を英語で説明する

Nimaijita(二枚舌): This phrase literally means "two tongues" in Japanese, but it is used to describe a person who changes what they say depending on the situation or who they are talking to. It carries a negative meaning, implying dishonesty or being untrustworthy.


日本語訳:

この言葉は直訳すると「二つの舌」ですが、実際には状況や相手によって言うことを変える人を指します。不誠実で信用できないというニュアンスを持ちます。

「二枚舌」は日本語能力試験(JLPT)N2に該当します。

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